韓国料理屋さんや焼肉店にいくと、「ユッケジャン」をメニューで見かけますよね。
なんとなくどんなメニューかはわかるけど、具体的にどんな料理は説明できず…なんてことはありませんか?
さらに、ユッケジャンに似た「タッケジャン」「テグタン」という料理もあるらしいのです。
そこで、ユッケジャンは具体的にどんな料理なのか、タッケジャン、テグタンとの違いは何なのかについてご紹介します。
ユッケジャンとは?
ユッケジャンといえば、見るからに辛そうな真っ赤なスープ!
食べてみると、見た目を裏切らない辛さがあり、食欲をそそります。
ユッケジャンの「ユッ=肉」「ジャン=醤」のことであり、その特徴は、
・細切りの牛肉を使っている
・細切りの野菜が入っている
・牛肉のダシによってコクがある
細切りの牛肉と野菜が入っている辛くて真っ赤なスープが、ユッケジャンということですね。
韓国では夏の暑い日に、汗をかきながら食べるスタミナ料理として人気があります。
タッケジャンとは?
タッケジャンも辛みのある韓国伝統のスープです。
タッケジャンの「タッ=鶏」、「ジャン=醤」であり、
簡単に言うと、ユッケジャンの肉が鶏肉になったのが、タッケジャンということですね。
鶏肉を使っているので、ユッケジャンよりはさっぱりとした味わいですが、鶏肉の味がしっかりと感じられるのでおいしいですよ。
もやしや長ネギ、ニラ、大根などの野菜と一緒に煮込むと、野菜もたくさん食べられてヘルシーなスープになりますね。
テグタンとユッケジャンの違い
テグタンには、
・牛肉を使ったテグタン
・鱈(タラ)を使ったテグタン
の2種類があります。
牛肉を使ったテグタンは、ユッケジャンと似ていて牛肉や野菜が入っており、唐辛子で味付けするので色は真っ赤で辛いスープになります。
違う点は、牛の塊肉を使っていること。
牛の塊肉と牛骨を煮込んでダシをとっているんですね。
牛のテグタンは、大邱湯(テグタン)と書きますが、韓国の都市である大邱(テグ)の郷土料理であることから名づけられたのだそう。
一方でタラのテグタンは、大口湯(テグタン)と書きます。
「大口=鱈」、「湯=スープ」の意味で、タラの身や白子などを野菜と一緒に煮込んだスープになります。
唐辛子や生姜、ニンニクが効いていて、ピリ辛だけど旨味があり、寒いときにはぴったりな料理ですよ。
韓国では、テグタンといえば、タラを使ったテグタンが出てくることが多いのだそう。
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ユッケジャンとカルビクッパの違い
韓国語でクッパは「クッ=スープ」、「パ=ご飯」を意味していて、スープの中にカルビ(牛のバラ肉)とご飯がはいった料理になります。
日本では、〆に雑炊やお茶漬けを食べることがありますが、韓国ではスープの中にご飯を入れて食べるのはよくあること。
スープの種類がたくさんあるので、そこにご飯を入れると「○○クッパ」となるんですね。
・ユッケジャンクッパ
・コムタンクッパ(牛肉)
・牡蠣クッパ
・デジクッパ(豚肉)
・スンデクッパ(豚の腸詰)
・コンナムルクッパ(豆もやし)
このようにいろいろなクッパがありますよ。
ユッケジャンとスンドゥブの違い
韓国語でスンドゥブは「純豆腐」のことです。
純豆腐は、絹ごし豆腐よりも柔らかく、おぼろ豆腐のような食感が特徴なんですよ。
そのスンドゥブを使ったチゲ(鍋)料理をスンドゥブチゲといい、略してスンドゥブと呼ばれるようになっていますね。
スンドゥブには柔らかい豆腐の他に、牛肉や野菜、アサリなどの貝が入っていて、コチュジャンや唐辛子と一緒に煮込んでいます。
辛みと旨味が豆腐に染み込んでおいしいですよ。
卵がついてくるので、辛さを和らげたいときは卵を入れて食べると食べやすくなりますよ。
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まとめ
韓国料理には見た目が似ていたり、名前が似ている料理がありますが、それぞれの料理に特徴があって違いがあります。
お店で食べ比べをしてみたり、韓国語で意味を調べてみたりすると、それぞれの料理に対してより興味が湧いてきますね。