十日戎(とおかえびす)とは、商売繁盛や漁業の神様として有名な恵比寿様を祀る祭礼です。
東日本ではあまり聞きませんが、西日本ではよく知られている行事で、えびす様に商売繁盛を祈願して神社でお祭りをします。
そこで今回は、十日えびすの参拝時間や混雑状況、駐車場や屋台情報についてご紹介します。
西宮神社十日えびす2024の日程と参拝時間
十日戎(とおかえびす)は、毎年1月9日~11日までの3日間開催されます。
【2024年の十日えびす】
・1月9日(火)宵戎(よいえびす)
・1月10日(水)本戎(ほんえびす)
・1月11日(木)残戎(のこりえびす)
1月10日(水)が、「本えびす」といわれる本番の日。
その前日は前夜祭として宵えびすが行われ、本戎の翌日には残り福と称した「残えびす」が行われます。
この3日間の開門時間を見てみると、
【開門時間】
・1月9日(火)午前5時~午前0時
・1月10日(水)午前6時~翌午前1時
・1月11日(木)午前5時~翌午前1時
早朝から深夜まで、お参りができますね。
1月10日(水)午前6時からは、毎年ニュースで話題の福男選びが行われますよ。
【授与所開設時間】
・1月9日(火)午前8時~午前0時
・1月10日(水)午前6時~翌午前1時
・1月11日(木)午前8時~翌午前1時
お札や縁起物の授与品を求める人で、授与所も賑わいます。
西宮神社十日えびす2024の混雑状況
西宮神社の十日えびすは、多くの人でとっても混雑します。
西宮神社のお正月の参拝者数は約50万人。それに対して、十日えびすの期間中は約100万人といわれています。
お正月の初詣以上の人出とはびっくりですね。
最も混雑する日は、1月10日(水)の本えびすになります。
特に夕方以降は仕事帰りに参拝する人が増えるため、夕方から夜にかけて混雑します。
2024年の十日えびすは、3日間とも平日になるので、どの日も夕方以降混雑する可能性があります。
ある程度空いている時間を狙うなら、9日宵えびすと11日残えびすの午前中が狙い目!
午前中の早い時間なら比較的空いていますので、早起きしていくのがおすすめです。
西宮神社十日えびす2024のアクセス
【電車でのアクセス】
・阪神本線「西宮駅」えびす口より徒歩5分
・JR神戸線「さくら夙川駅」より徒歩10分
・阪急神戸線「夙川駅」より徒歩15分
【車でのアクセス】
・阪神高速神戸線西宮出口降りてすぐ
・阪神高速神戸線武庫川出口降りて5分
西宮神社は電車でのアクセスがよく便利です。
十日えびす期間中は、境内駐車場の利用ができないので、できるだけ公共交通機関を利用したほうがよいでしょう。
西宮神社十日えびす2024の駐車場と交通規制
車で行った場合には、周辺の有料駐車場を利用することになります。
①阪神西宮駅駐車場(エビスタ内)
住所:兵庫県西宮市田中町1-6(エビスタ内)
台数:520台
②JR西宮駅南公共駐車場
住所:西宮市池田町13番4号
台数:153台
西宮神社の周辺には複数の有料駐車場がありますが、数に限りがあるので満車になっている可能性も。
また、十日えびすの期間は、最大料金が適用されない駐車場も多いので、思った以上に駐車料金がかかることがあります。
十日えびすの期間中、9:30~23:00の間は交通規制もありますよ。
西宮神社周辺の道路は歩行者専用になりますので、車で行かれる場合には事前に確認しておいてくださいね。
西宮十日えびすの交通規制情報→公式HP
西宮神社十日えびす2024の屋台
十日えびすの期間中は、境内やその周辺に屋台がずらっと並びます!
600店ほどの屋台がでるそうなので、屋台を巡るのもまた楽しみのひとつですね。
定番の屋台グルメからB級グルメ、熊手などの縁起物のお店が並びますよ。
・から揚げ
・はしまき
・たこ焼き
・ケバブ
・おでん
・じゃがバター
・鮎の塩焼き
・サザエのつぼ焼き
・クレープ
・えびすまんじゅう
・揚げ餅
・ベビーカステラ
関西では、ベビーカステラは大人気で、毎年行列ができるほどの定番屋台なんですよ。
他にも、射的やくじ引き、おばけ屋敷など、子ども達が楽しめるものもありますよ。
西宮神社十日えびす2024の福笹
十日えびすの縁起物といえば、「福笹」。
笹にえびすさまのおふだや鯛、小判などの吉兆の飾りをつけた縁起物です。
福笹は、えびすさまから商売繁盛や家内安全などの、あらゆる福を招くご利益があると言われています。
えびす様も竹の釣り竿を持っているから縁起がいいんだね。
えびすさまの力が最も高まる十日えびすの授与品となりますが、1月4日~2月末まで授与しています。
大小の2種類があり、おふだと同様、神棚や目線より高く清浄な場所に立て掛けてまつります。
笹の正面が南か東を向くようにしてくださいね。
西宮神社十日えびす2024の鯛みくじ
西宮神社では通常の折りみくじの他に、なんともめでたい「鯛みくじ」があります。
鯛みくじは、えびす様が手に鯛を持つ姿からきていて、真っ赤な鯛がおみくじを抱えているかわいらしいおみくじになります。
この鯛みくじには、大吉より上位の「大福」があり、文字が金色で印刷されているのです。
大福を引いたら、とても幸運な1年になりそうですね。
鯛みくじは、12月1日から授与され、無くなり次第終了なのですが、毎年約5万個が十日えびすを終えるまでに完売するほどの人気なんですよ。
鯛を引くなら、早めにいかないとですね。
まとめ
2024年の西宮十日えびすは、1月9日から11日までの3日間になります。
この期間中は大変混雑しますが、商売繁盛や開運招福を祈願しにぜひお参りにいってみましょう。
屋台でおいしいものを食べたり、おみくじや縁起物を選ぶのも十日えびすの醍醐味ですね。