筥崎宮(はこざきぐう)の玉取祭(玉せせり)が、2025年1月3日に開催されます。
古来より盛大に行われている年中行事で、激しい玉の争奪戦が魅力で、その年の豊作・豊漁を占う神事でもあります。
そこで今回は、玉せせりの開催日時やスケジュール、混雑状況、アクセスや駐車場情報についてご紹介します。
玉取祭(玉せせり)2025の開催日時
筥崎宮玉取祭(玉せせり)は、毎年1月3日に開催されます。
【開催日】2025年1月3日(金)
【開催時間】13:00~14:30頃
【開催場所】玉取恵比須神社~筥崎宮境内
玉取祭(玉せせり)2025のスケジュール
玉せせりの当日の流れを見ていきましょう。
13時に筥崎宮で「玉洗式」が行われます。
玉洗式は、陰陽2つの木玉を清める儀式。
儀式が終わると、木玉は筥崎宮から約250m離れたところにある、玉取恵比須神社へと運ばれます。
そして、祭典を終えた後、メインイベントである木玉の奪い合いが始まりますよ!
陽の玉が競り子に渡され、玉取恵比須神社から筥崎宮の本宮までの約250mを競り合い、本殿に納まり終了となります。
玉取祭(玉せせり)2025の見どころ
見どころは、何といっても競り子たちが玉を奪い合う「玉せせり」。
約300人もの競り子たちが水を浴びながら、玉を奪い合う姿は迫力ものですよ。
競り子は、「陸側」と「海側」の陣営に分かれていて、どちらが本宮まで持っていけるかを競います。
「陸側」が勝てば豊作、「浜側」が勝てば豊漁になる、と言われています。
また、玉に触れることができると、悪事や災難を逃れて幸運に恵まれる、という言い伝えもあるんですよ。
玉の争奪戦は、一年の吉凶を占う意味合いもあるんだね。
玉取祭(玉せせり)2025の屋台情報
玉取祭では、約120の屋台が並ぶ予定ですよ。
熱気ある玉せせりを見たら、きっとおいしいグルメが食べたくなることでしょう。
屋台の定番からB級グルメまで、どれにしようか迷ってしまいますね。
名物といえば、筥崎宮の社日餅(やきもち)は有名ですよ。
白餅とよもぎ餅の2種類があり、外はモチモチで、中には甘さ控えめの粒あんが入っています。
おみやげにも喜ばれるので、ぜひ買ってみてくださいね。
玉取祭(玉せせり)2025の混雑状況
筥崎宮は、厄除や勝運の神様として有名で、福岡ソフトバンクホークスなどが毎年必勝祈願を行っている神社です。
そのため筥崎宮の初詣は、毎年多くの人で賑わい、50万人の人出があるそうですよ。
中でも3日に開催される玉せせりは、約5万人が訪れる人気のお祭りとなっています。
そのため、13時開始の玉洗式に間に合うように、余裕をもって行動したほうがよさそうですね。
特に車で行く場合は、駐車場が混み合ったり、周辺道路が渋滞する可能性もあるので、午前中に到着するようにするとよいでしょう。
玉取祭(玉せせり)2025のアクセス
【電車でのアクセス】
・市営地下鉄「箱崎宮前」駅より徒歩5分
・JR鹿児島本線「箱崎」駅より徒歩8分
筥崎宮は、福岡市の中心部から近く、福岡市営地下鉄やJRなどの公共交通機関でもアクセスが便利ですよ。
【車でのアクセス】
福岡都市高速東浜出入口から国道3号経由で5分
車でのアクセスも便利ですが、初詣期間中は、国道3号線が筥崎宮の駐車場に面するため、駐車待ちの車で渋滞する可能性が高いです。
玉取祭(玉せせり)2025の駐車場
玉取祭当日は、筥崎宮付近に駐車場が設けられています。
①宮前駐車場
楼門に一番近い駐車場で、約100台ほど駐車できます。
②外苑駐車場
国道3号線から入ってすぐの駐車場で、約230台ほど駐車できます。
③グラウンド側臨時駐車場
④お潮井浜側駐車場(3日まで)
駐車場の出入りは国道3号線から入るように注意がでていますよ。
また当日は交通規制もありますので、車で行かれる場合は事前にチェックしてからお出かけください。
駐車場と交通規制の案内はこちら→公式HP
玉取祭(玉せせり)2025に参加できる?
迫力のある玉せせりを見ると、自分も参加したくなってしまいますよね。
残念ながら、誰でも参加できるわけではないようです。
参加できるのは氏子の男性のみになるそうです。
氏子とは、神社によって定められた氏子区域に住み、その地の氏神を信仰する人たちのことです。
参加することはできなくても、見物することで玉せせりのパワーをもらいましょう!
まとめ
玉せせりは、吉凶を占う正月行事です。
参加はできなくても、見ているだけで競り子たちの熱気やパワーを感じ、幸運も授かることができそうですね。
近くで見ると水がかかる可能性もありますので、濡れても大丈夫なように対策をしていってくださいね。