食後しばらくすると甘い物が食べたくなって、ついついお菓子を食べてしまうことってありませんか?
それがたまにならいいのですが、習慣になってしまい毎日、毎食後に食べるクセがついてしまうとなかなかやめられなくて大変ですよね。
糖分を摂りすぎると太るだけでなく、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす原因になります。
今の悪習慣から抜け出すには食後に甘い物が食べたくなる原因を理解し、できることから少しずつ改善していくことだと思います。
そこで簡単に始められる改善方法をご紹介していきますね。
食後にお菓子が食べたくなる原因
食事をするとは血糖値が上がりますが、食べ方によって急上昇するかゆるやかに上昇するか違ってきます。
炭水化物などの糖質を多く含むものをたくさん食べると一気に血糖値が上がり、インスリンが大量分泌されて、血糖値は急に下がります。
血糖値の急激な変動により精神的に不安定になってイライラしたりすることもあります。すると脳が糖を欲してまた甘い物が欲しくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
血糖値は食後1時間後にピークをむかえ少しずつ下がり始めるのですが、そのタイミングでお菓子を食べてしまうと血糖値のピークが下がらず高血糖な状態が続いてしまうのです。
食後でおなかがいっぱいなはずなのに甘い物が食べたくなってしまうのは血糖値が関係しているからなんですね。
食後のお菓子をやめる方法
食事のメニューを見直す
白米やパン、麺類などの炭水化物は血糖値を急上昇させてしまいます。
丼ものや麺類などの一品料理はできるだけ減らして、野菜や肉・魚などのおかずも一緒に食べるといいですね。
とはいえ炭水化物を極端に減らすと満腹感が得られなくて満足した食事になりません。その分、小腹がすいたからと食後にお菓子をつい食べてしまうことも。
お米の糖質とお菓子の糖質ならお米の方が太りにくいので、おかずと一緒にしっかり食べましょう。
食べる順番に気をつける
血糖値を急上昇させないためには食べ方にも工夫が必要です。
食後の血糖値の上昇を防ぐための理想的な食べ方は次の順番です。
まず、食物繊維を多く含む食材を先に食べることで糖の吸収を穏やかにすることができ、よく噛むので満腹感が得られます。
その次にタンパク質、最後に炭水化物をとります。
早食いをすると糖が腸内に一気に運ばれて短時間で血糖値が上がってしまうので、ゆっくり噛んで食べるといいですね。
お菓子以外のものを食べる
食後に何か甘い物が食べたいと思うとチョコやクッキーなどに手がのびますが、別のものでも満足できるかもしれません。
フルーツやヨーグルト、ゼリーなどお菓子よりは健康的で甘さを感じられるものもあります。
今はコンビニなどでも砂糖ゼロ・糖質ゼロのお菓子が販売されているので、そのような商品も上手に利用するのもいいですね。
買い置きしない
食後のお菓子が当たり前になると家にお菓子のストックがないと不安になるんですよね。
それで買い物に行く度に買ってしまう。家にストックがあるから安心して食べてしまう。という負のループになるわけです。
お菓子が家にないと最初は口さみしく心が乱れるかもしれませんが、コーヒーやナッツ、チーズなどを食べて気を紛らわしてみるのもありです。
我慢を続ければだんだん食べたくなくなる人も多いようですよ。
食後すぐに歯磨きをする
食後すぐに歯磨きをして口の中をスッキリさせると、何か食べたいという欲求が失せますよね。
私は歯磨きした後にまた何か食べてしまうと、もう一度歯磨きをするのが面倒なのでまず食べることはありません。
低糖質なお菓子で無理しない
食後のお菓子はよくないと分かっていても我慢できない、我慢するとストレスが溜まるようなら低糖質のお菓子を適量食べて無理なく続けることもいい方法です。
いろいろな低糖質のお菓子がありますが、中でもおすすめしたいのが「豆乳おからクッキー」です。
豆乳おからクッキーのいいところは
・大豆は良質な植物性たんぱく質で栄養満点
・食物繊維豊富でカロリー低め
・少量で満腹感が得られる
素材の風味を活かしたおいしさがあり、しっかりとした食べ応えがあるため満腹感も得られて健康的なので、物足りない時に数枚食べるだけで満足できますよ。
まとめ
食後にお菓子がやめられない場合には少しずつできることから改善していけばいいと思います。
最初からがんばって「一切お菓子は食べない」ことにしてしまうと、我慢の限界がきたときの反動がこわいです。
ですので、お菓子の量を減らす、お菓子の種類を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。