おにぎらずをお弁当に持っていくときや、時間が経ってから食べるときは、傷んでいないか心配になるんですよ。
ごはんとおかずを一緒ににぎっていますからね。
できるだけ傷みにくい具材を入れて、安心して食べたいなぁと思ってしまいます。
そこで今回は、おにぎらずで傷みにくい食材や、傷みやすい食材、前日に作り置きしても大丈夫なのか、についてご紹介します。
おにぎらずで傷みにくい具材
おにぎらずを作るときには、次のような傷みにくい具材を入れると、安心して食べることができますよ。
・殺菌効果のある食材
・味付けの濃い食材
・しっかりと加熱した食材
・加工食品
・冷凍食品
それではより詳しくみていきましょう。
殺菌効果のある食材
殺菌効果のある食材といえば、
・梅干し
・お酢
・生姜
・青じそ
梅干しに含まれているクエン酸や、お酢に含まれている酢酸は、食材が傷むのを防いでくれます。
また、生姜の辛味成分や、青じその香り成分も食中毒予防が期待できますよ。
梅干しや生姜を刻んで、ごはん全体に混ぜたり、ごはんを炊くときにお酢を少し混ぜて炊くと、ごはんが傷みにくくなります。
味付けの濃い食材
塩分や糖分が多めの濃い味付けにすると、塩や砂糖が食材の水分を吸って、菌が繁殖が抑えられるため、傷みにくくなります。
・きんぴらごぼう
・焼肉
・プルコギ
・佃煮
汁気が多く残っていると傷みやすくなるため、煮汁がなくなるまで煮詰めてくださいね。
いつもより少し濃いめの味付けするのがいいね。
しっかりと加熱した食材
食材をしっかりと加熱すると傷みにくくなるので、ちゃんと火を通すようにしましょう。
・卵焼き
・焼肉
・焼き魚
半熟の卵焼きや、肉・魚にしっかり火が通っていないと、傷む原因になってしまうので注意してくださいね。
加工食品
加工食品は、おにぎらずの具材として傷みにくいうえに、手軽に挟むことができて時短にもなりますよ。
・ウインナー
・ハム
・スパム
・ちくわ
・そぼろ
・鮭フレーク
加工食品を冷蔵庫に常備してる人も多いかな⁉
加工食品に含まれている食品添加物は、菌の繁殖を抑え、食中毒のリスクを減らす役目があります。
加工食品は水分が少ないため、水分による菌の繁殖を防ぐこともできますね。
そぼろや鮭フレークはそのまま使えますが、ウインナーやハム、スパムなどは加熱することで、より安心して食べることができますよ。
冷凍食品
市販の冷凍食品は、厳しい品質と衛生管理を行って製造しているので、安心して食べることができますね。
・からあげ
・トンカツ
・コロッケ
・魚のフライ
種類も豊富なので、飽きずにいろいろな具を組み合わせることができますね。
冷凍食品を挟むときは、しっかりと加熱した後、冷ましてから使ってくださいね。
おにぎらずの具材で傷みやすいのは?
おにぎらずの具材で傷みやすいのは、
・生野菜
・生もの
・半熟卵
・水分の多いもの
・マヨネーズで和えたもの
例えば、レタスを挟むと彩りはよいですが、生野菜は水分が出やすいため、すぐに食べない場合はやめたほうがよいでしょう。
また、生たらこや明太子などの生ものは傷みやすく、マヨネーズで合えたツナマヨなども、夏場は特に傷みやすいので控えたほうがいいですね。
加熱調理する具材は、しっかりと加熱して、汁気があるものは汁気がなくなるまで火を通します。
これらの具材は、作ってすぐ食べる分には問題はないので、すぐ食べる用とお弁当用で具材を分けて作るといいですね。
おにぎらずを前日に作り置きしてもいい?
朝におにぎらずを作る時間がないとき、前日に作り置きしておくこともできます。
ただ、その際はいくつかの注意点があります。
・お酢を入れてごはんを炊く
・素手で触らない
・粗熱がとれてから作る
・加熱してから食べる
菌を付けない工夫や、菌が繁殖しない工夫をすることが大切ですよ。
お酢を入れてごはんを炊く
ごはんを炊くときにお酢を入れることで、ごはんが傷みにくくなります。
お酢の目安は、「お米1合:お酢小さじ1」程度で、特に夏場は入れて炊いたほうがよいでしょう。
この程度の量なら、ごはんの味や香りに影響しないので、お酢が苦手でも問題ありませんよ。
素手で触らない
素手でごはんや海苔を触ってしまうと、菌がついてしまい、繁殖してしまいます。
いくら手をきれいに洗ったとしても、完全に菌をなくすことはできないのですね。
そのため、おにぎらずを作るときは、ラップやポリ手袋を使って作るようにしましょう。
具を入れるときも、清潔なお箸を使って入れてくださいね。
☆作って持ち運べるおにぎらパ【楽天市場】
粗熱がとれてから作る
ごはんや具材が熱々のうちに作ってしまうと傷む原因になるので、粗熱がとれてから作るようにしましょう。
海苔は湿気を含みやすいので、できるだけ当日の朝に巻くのがおすすめです。
また、作ったおにぎらずは、必ず冷蔵庫で保存してくださいね。
常温保存だと傷みやすくなり、菌が繁殖してしまうこともあります。
加熱してから食べる
前日から冷蔵保存していたおにぎらずは、食べる前に電子レンジで加熱してから食べるようにしましょう。
そうすれば、再加熱によって菌が死滅し、食べるまでの間も傷みにくくなりますよ。
再加熱してお弁当に詰める場合は、冷ましてからフタをするようにしてくださいね。
以上が、おにぎらずを前日に作るときのポイント。
おにぎらずは冷蔵保存すると、ごはんがパサパサしたり硬くなったりするので、できれば当日の朝に作るのが一番おすすめです!
まとめ
おにぎらずで傷みにくい具材はいろいろとありますね。
作ってから食べるまでの時間によって、具材を使い分けると、いろいろな具材の組み合わせを楽しむことができますね。
定番から変わり種まで、自分好みのおにぎらずを作ってみてください!