子育て世帯が地元へUターンするときに心配なのが、
「Uターンしたことを後悔しないだろうか。」
「生活はどう変わるのだろうか。」
など、気になることがたくさんあると思います。
子どもが生まれたことをきっかけに地元に戻った私が感じた、Uターンのメリット・デメリットについてご紹介します。
奥さんの地元に戻ることをUターンではなく別の言い方があるんですよ!
嫁ターンとは?
嫁ターンとは地方移住のパターンに用いられる言葉で、「奥さんの地元に家族で移住すること」です。
奥さんにとっては自分の地元に戻るので「Uターン」や「Jターン」、旦那さんにとっては「Iターン」になります。
Uターン:進学や就職で地元から都市に出た人が、地元に戻ってくること
Iターン:都市部から出身地とは異なる地方に移住すること
Jターン:地方から都市に出た人が、地元に近い地方都市に移住すること
嫁ターンのメリット
都会の便利な生活を離れて奥さんの地元に戻るメリットは、奥さんだけではなく旦那さんや子どもにもあります。
親が近くに住んでいるのでいつでも子どもを連れて会いにいけます。
都会ではひとりで育児をしている時間が長かったので、実家で子どもを遊ばせたり、用事がある時に見てもらったり、何かと助けてもらってます。
私はUターン後すぐは求職中だったのですが、未満児クラスの下の子は保育園に入園することができました。
地域にもよりますが、待機児童がいないのも地方のよいところです。
自然が身近にあっておもいっきり走りまわって大声もだせる。
広い公園も近くにあって、休日はお金をかけなくても十分家族で楽しめます。
のどかな街並みで、人も多くないのでストレスを感じることも少ないです。
都会にいた時は電車通勤+保育園送迎で片道1時間以上かかっていました。
今は車通勤になり、会社も保育園も自宅から近いため、かなり楽になりました。
時間に余裕ができた分、子どもと遊んだり、家事をしたり、ゆとりのある生活ができています。
夫婦ともに満員電車や電車遅延のストレスから解放されたのがよかったです。
会社同僚や保育園の保護者の輪に入っていけるか心配でしたが、気さくに話しかけてくれる人が多かったです。
地域でのつながりもあり、困った時にはお互い協力しあっています。
嫁ターンのデメリット
嫁ターン・地方への移住でデメリットはなんでしょうか?
のどかな生活がメリットである反面、都会の便利さと比較して不便に感じることも多くあります。
都会に比べると求人は少ないです。
前職の経験を活かした仕事、やりたい仕事で探すと応募できる求人が限られてしまうかもしれません。
給料も地方の方が安いので、年収が下がる可能性が高いです。
夫婦で仕事、住まい、人間関係が変わるわけですから慣れるまでストレスを感じる場合があります。
特に旦那さんは見知らぬ土地で1から始めるわけですから、奥さんより負担を感じるでしょう。
地方だと車が1人1台必要な地域が多いですよね。
車があると移動が楽で便利ですが、購入費用や維持費がかかり家計の負担になってしまいます。
大型ショッピングモールは数少ないし、入っているショップも同じものばかりであきてしまいます。
いろいろなお店に行きたい人や流行に敏感な人には物足りないでしょう。
嫁ターンを成功させるためには?
嫁ターンは奥さんのメリットが多いと思いますが、旦那さんにもIターンしてよかったと思ってもらえることが大切です。
そのためには移住先に詳しい奥さんが旦那さんの仕事のこと、生活のこと、メンタル面を支えてあげましょう。
地方で暮らすことで一番不安なのが仕事です。
どんな仕事があるのか、給料の相場、その給料で生活できるのかを事前に調べる必要があります。
奥さんは土地勘があり、地元企業の情報も旦那さんよりは分かるはずなのでサポートしてあげましょう。
奥さんの実家に帰省した時に、地元のおすすめスポットにお出かけしたり、おいしい食べ物を食べたりして、地元を好きになってもらいましょう。
全くなじみがない場所にいきなり移住するのはハードルが高いですよね。
旦那さんが納得していない状態で嫁ターンをしてしまうと、後悔する結果になるかもしれません。
夫婦仲がわるくなったり、結局また都会に戻ることもありえますので、お互いが納得するまで十分に話し合って下さい。
旦那さんが前向きな気持ちで決断してくれた時が、移住する時です。
まとめ
嫁ターンの最大のメリットは親のサポートを受けながら子育てができることだと実感しています。
奥さんが余裕をもって子育てができるとストレスが減り、旦那さんや子どもにもいい影響があります。
ただ、ライフスタイルが一変するため、慣れるまでは負担もあるでしょう。
後になってから後悔しないように、移住のメリット・デメリットや家族で生活していく上で何を重視していきたいのかをよく考えて結論をだしてください。