ブッシュドノエルとロールケーキは似ていますが、何か違いがあるのでしょうか?
ほぼ同じようなスイーツですが、食べる時期に違いがあるのですよ。
ブッシュドノエルはどのようなケーキなのか、ロールケーキとの違いも含めてご紹介していきます。
ブッシュドノエルとロールケーキの違い
ブッシュドノエルとロールケーキは形が似ていて、基本的な作り方や味わいはほぼ同じです。
ブッシュドノエルは、フランス語で 「ブッシュ=丸太、薪」、 「ノエル=クリスマス」を意味しています。
直訳すると「クリスマスの薪」という意味があり、ロールケーキにチョコレートやクリームで飾り付けを施し、切り株のようにデコレーションしたものになります。
つまり、ブッシュドノエルはロールケーキの一種ということですね。
ただ、大きな違いとして、ロールケーキは一年を通して販売されるのに対し、ブッシュドノエルは主にクリスマスシーズンに限定される点が挙げられます。
ブッシュドノエルの特徴
- 薪の形を模した切り株風のデザイン
- 表面をチョコレートやクリームで木の幹を表現
- クリスマスらしいトッピングを飾る
- クリスマスの季節に楽しまれる特別なスイーツ
ロールケーキの特徴
- シンプルな筒状に巻かれたデザイン
- 生クリームやカスタード、フルーツを使ったものなど種類が豊富
- 年間を通じて販売され、手軽なデザートとして親しまれている
ロールケーキが日常的に食べられるお菓子であるのに対し、ブッシュドノエルは特別なシーズンを彩るスイーツになっていますね。
ブッシュドノエルの由来
ブッシュドノエルの由来には諸説あります。
キリスト誕生の祝福にまつわる説
このケーキが切り株の形をしている理由の一つは、キリストの生誕を祝う際に、暖炉で薪を燃やし続けていた習慣から来ているとするものです。
ヨーロッパでは、年末に薪を燃やして厄除けを行う習わしがあり、それにちなんで薪を模したケーキが作られるようになったと言われています。
また、クリスマスがキリストの誕生日とされることから、この日にブッシュ・ド・ノエルが食べられるようになったという見方もあります。
北欧の祭事との関連
もう一つの説は、古代北欧で行われていた冬至祭に由来するとされています。
この祭事では、大きな丸太を燃やすことが特徴で、その灰は、健康や豊作を願う縁起物として大切に扱われていました。
時代の移り変わりとともに実際の丸太を燃やす風習は廃れましたが、縁起物としての意味を持つ丸太を象ったケーキが作られ、それが現在のブッシュ・ド・ノエルとして受け継がれているとされています。
ロマンティックなエピソード
さらに、ある青年が恋人へのクリスマスプレゼントとして薪を贈った、というロマンチックなエピソードも伝えられています。
このように、ブッシュドノエルにはさまざまな背景や思いが込められており、特別な意味を持つ伝統的なケーキとして親しまれているのです。
ブッシュドノエルの簡単な作り方
ブッシュドノエルを一から作るとなると大変ですよね。
そこで簡単に作るには、市販のロールケーキを使いましょう!
【作り方】
1.ロールケーキの端をカットして、上にのせて切り株に見立てる。
2.お好みのクリームを塗る。
3.フォークで木の模様になるように筋を入れる。
これならあっという間に完成しますね。
クリームは、市販のしぼるだけのクリームを隙間なくしぼってもOK!
ここから仕上げにデコレーションすると、一気にクリスマスらしくなりますよ。
・ココアパウダーや粉砂糖を振りかける
・お菓子の小枝やフルーツをのせる
・サンタの人形やオーナメントを飾る
デコレーション次第で、華やかにも可愛らしくもなるブッシュドノエル。
ぜひオリジナルのものを作ってみてくださいね。
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まとめ
ブッシュドノエルはロールケーキの一種で、クリスマスの時期に食べる特別なスイーツです。
市販のロールケーキを使えば簡単に作ることができ、デコレーションやトッピングでいろいろなアレンジができます。
見た目もおいしさも満足できること間違いなしですね。