翡翠が採れることで有名な海岸は、新潟県糸魚川市にあります。
たくさんある石の中から翡翠を見つけるのは簡単なことではありませんが、見つけられたらとってもラッキーですよね。
そこで、翡翠が採れるといわれている場所や、翡翠の見分け方、翡翠拾いのコツについてご紹介します。
翡翠が取れる場所はどこ?
翡翠が採れる場所として有名なのは、新潟県糸魚川市です。
糸魚川市で採れる翡翠は透明度が高く美しいものが多いのだとか。
糸魚川市を流れる姫川の上流に小滝川ヒスイ狭があり、翡翠の原石がゴロゴロあります。
この小滝川ヒスイ狭から流れ出た翡翠は川を下り、海岸へと打ち上げられるのです。
海岸にたどり着いた翡翠を拾うのはOKですが、小滝川ヒスイ狭で岩石を採取するのはダメですよ。
小滝川ヒスイ狭での翡翠の採取は禁止されています。
糸魚川市以外でも採れる場所はあり、糸魚川市に隣接している富山県朝日町の宮崎・境海岸や、兵庫県加保坂、岡山県大佐山、鳥取県若桜などがよく知られています。
糸魚川市で翡翠拾いをする場所は?
糸魚川海岸
この付近の海岸はヒスイ海岸と言われていて、ヒスイ探しにやってくる人も多い海岸です。
えちごトキめき鉄道「えちご押上ヒスイ海岸駅」から徒歩5分の近さなので、電車で旅行中でもふらっと立ち寄ることができますよね。
糸魚川駅からだと徒歩20分ほどなので、散策がてら来てみてもよさそうです。
ここの砂浜は砂ではなく「石」。石がゴロゴロしていて石の浜なんですよ。
翡翠以外にも珍しい石やきれいな石が見つけられそうです。
海水浴場もあるので、夏は海水浴を楽しみながらヒスイ探しをしても楽しそうですね。
須沢海岸
北陸自動車道糸魚川ICより車で約10分のところにある須沢海岸。
糸魚川海岸からも車で10分程の距離です。
須沢海岸は姫川の河口に一番近いことから、翡翠が採れる確率が高い(と思われる)場所なのです!
糸魚川海岸よりも石の量が少ないですが、その分探すエリアがしぼられるので集中して探すことができます。
親不知海岸
北陸自動車親不知ICから車で2分のところにある親不知海岸。
海水浴や磯釣り、スキューバダイビングなどのマリンスポーツも楽しめる海岸です。
「道の駅親不知ピアパーク」があるので、駐車場は完備されていて休憩もできますし、パーク内には「翡翠ふるさと館」というヒスイの文化や歴史が学べる施設があり、ヒスイの原石が展示されています。
地元の美味しい料理が食べられたり、近くには日帰り入浴施設もあるので、家族で行ったらヒスイ探し以外でも楽しめるスポットです。
翡翠の原石の見分け方
翡翠が採れやすい海岸がわかったら、次に大切なのはたくさんある石の中からどれが翡翠なのか見分けることですよね。
翡翠の原石でよく採れる色は、白・緑・紫・青・黒ですが、似たような石があるとなかなか区別がつかないもの。
他の石と見分けるポイントをおさえておきましょう。
・角ばった石
・他の石よりも重い
・光をよく反射している石
・透明感がある石
・表面に結晶がついている
・手触りがすべすべしている
翡翠は硬いため、流れてくる途中で丸くなることはないので、形が角ばっています。
そして、水面でキラッと光る石を探すのがコツなので、朝や夕方の日光が横から差し込む時間帯に探すと見つかりやすいですよ。
翡翠の表面には結晶がついているのですが、結晶の形は小さい長方形です。
この長方形の結晶がキラキラして見えたら翡翠の可能性が高いです。
翡翠拾いのコツ
翡翠拾いはひたすら波打ち際を探すしかないのですが、ちょっとでも確率を上げるためのコツがあるんですよ。
・翡翠は濡れていると輝くので、濡れている場所で探す。
・朝や夕方の日光が横から差し込む時間帯
・海が荒れた日の翌日の早朝
この条件の時間や場所で探すとキラッと光る翡翠に気づきやすくなるということですね。
似たような石がたくさんあるので、気になった石はどんどん拾ってみましょう。
まとめ
新潟県糸魚川市はヒスイ探しで有名な場所です。
見つかるか見つからないかは運次第ですが、きれいな石や珍しい石を見つけるとワクワクしますよね。
ぜひ家族や友達と出かけてみてください。