セミフレッド、カッサータ、カタラーナ、聞きなれないスイーツがどんどん新たにでてきますよね。
スイーツに詳しい人なら知っているでしょうけど、スイーツショップやコンビニのスイーツ売り場もあまり見ないと、どんなスイーツがあるのかよく分かりませんよね。
そこでSNS映えする人気のスイーツ、セミフレッド・カッサータ・カタラーナがどんなスイーツで、どんな違いがあるのかについてご紹介していきます。
セミフレッドとは?
イタリアの定番ドルチェには、「セミフレッド」というアイスケーキがあります。
イタリア語で「セミ=半分」「フレッド=冷たい」という意味で、半分凍っているアイスとケーキの中間のようなドルチェです。
セミフレッドは泡立てた生クリームにメレンゲを合わせて作るので、空気を多く含んでいるため冷凍しても固くなりすぎず、食べたときの口どけも 軽やかです。
お好みのフルーツやナッツ、ジャムなどを混ぜて作れば、カラフルになりアレンジを効かせることができますよ。
セミフレッドの作り方
セミフレッドは型に作って冷凍しておけば、食べたいときに食べたい分だけ切り分けられるので便利ですよ。
【基本的な作り方】
1.卵白に砂糖を入れて角が立つまで泡立て、メレンゲを作る。
2.卵黄に砂糖を入れて白っぽくなるまで泡立てる
3.生クリームを8分立ての硬さに泡立てる。
4.メレンゲ、卵黄、生クリーム、お好みのトッピングをざっくりと混ぜ合わせる。
5.型に流して、冷やし固める。
スイーツ作りはいろいろな材料が必要だったりしますが、セミフレッドはシンプルな材料なのでハンドミキサーがあれば簡単にできそうですよね。
季節のフルーツを使うと彩りがよく、季節を感じられるデザートになっておもてなしにも最適です。
カッサータとは?
セミフレッドに似たアイスケーキに、イタリア・シチリア島発祥の「カッサータ」というアイスケーキがあります。
カッサータは、リコッタチーズを使ったクリームに、ドライフルーツやナッツ、砂糖漬けのフルーツを混ぜて冷やし固めたデザートです。
見た目がとってもきれいで、おもてなしにもふさわしいですよね。
本場と同じ味わいを楽しみたいならリコッタチーズを使うのがよいですが、日本の一般的なスーパーでは置いていない場合もあります。
探すなら、デパ地下のチーズコーナーや輸入食品を扱っているお店だと販売している可能性が高いですよ。
もしリコッタチーズが手に入らない場合は、カッテージチーズやクリームチーズ、しっかりと水切りしたヨーグルトなどでも代用できます。
カッテージチーズを使うとよりあっさりとしてレアチーズケーキのような味になりますし、クリームチーズを使うと濃厚な味わいになります。
カロリーを気にする人はヨーグルトで低カロリーに仕上げるのもいいですね。
カッサータの作り方
カッサータの作り方はとっても簡単です。
チーズの種類や中に入れるトッピングを変えればバリエーションも増えて、さまざまな味がたのしめますね。
【基本的な作り方】
1.生クリームに砂糖を入れて、角が立つくらいに泡立てる。
2.リコッタチーズをなめらかになるまで混ぜ、お好みのトッピングを入れる。
3.2の中に1を入れて、生地が均一になるように混ぜる。
4.パウンド型にラップを敷いて3を流し入れる。上からラップをして冷凍庫で固まるまで冷やす。
5.固まったらお好みのサイズに切り分ける。
ベースにスポンジ生地を使うとよりケーキのような感じになりますし、スポンジなしだとより簡単に作れます。
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手作りはちょっと大変だなという人はお取り寄せもできますよ。
チーズ好きな人への贈り物としても向いていると思うので、ぜひ試してみてくださいね。
カタラーナとは?
カッサータと似た名前のスイーツに「カタラーナ」があります。
カッサータはイタリア発祥でしたが、カタラーナはスペイン・カタルーニャ地方発祥の伝統的スイーツです。
正式名称は「クレマ・カタラーナ」でスペイン語で「クレマ=クリーム」と「地名のカタルーニャ」が合わさったものです。
クレームブリュレの原型とも言われてるんですよ。
カタラーナは牛乳又は生クリーム、卵、砂糖、小麦粉、柑橘類などを使って作られています。
カスタード生地を型に入れて冷蔵庫や冷凍庫で冷やし、食べる直前に砂糖をふってバーナーであぶり、カリカリのカラメルで香ばしさを出します。
ほろ苦いカラメルとアイスプリンのような甘さのカスタードクリームの組み合わせがおいしいんですよ。
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カタラーナとクレームブリュレの違い
カタラーナとクレームブリュレは見た目が似ていますが、「クレームブリュレ」はフランス発祥のスイーツで、フランス語で「焦がしたクリーム」を意味します。
この2つは使用する材料と作り方に違いがあります。
カタラーナが牛乳や小麦粉、柑橘類を使用しているのに対して、クレームブリュレは牛乳、生クリーム、卵黄、砂糖で作られて粉類は使用しません。
またクレームブリュレは耐熱容器に入れてオーブンで蒸し焼きにしますが、カタナーラはオーブンは使いません。
食べ方はクレームブリュレはなめらかな仕上がりなので容器のまま食べますが、カタラーナはしっかりしているためカットして食べることが多いです。
このように材料や作り方に違いがあるので別のデザートになるのですが、クレームブリュレを凍らせたのがカタラーナなのかな?と思ってしまうほど似ているので勘違いしてしまいそうですね。
まとめ
セミフレッドとカッサータの違い、カッサータとカタラーナの違い、カタラーナとクレームブリュレの違いをまとめてみました。
本場のものを1度は現地で食べてみたいですが、どのデザートも自分流にアレンジして作れるものなので、いろいろと試して作ってみてくださいね。