回転寿司で生サバってあまり見かけませんが、福岡のほうでは当たり前に食べられているようです。
生のサバって食べて平気なの?と思ってしまいますが、どうして九州では生サバを食べても大丈夫なのかについて調べてみました。
また、福岡にいったらぜひ行ってみたい生サバが食べられる回転寿司をご紹介します。
福岡の回転寿司では生サバが食べられる
回転寿司で「生サバ」が食べられるのは珍しいですよね。
私の住んでいる地域ではメニューで見かけるのはもっぱら〆サバです。
九州地方では生サバを食べる習慣があり、福岡には「ごまさば」という名物料理があります。
新鮮なサバの刺身に特製タレとごまをたっぷりと合えた料理です。タレが絡んでサバの脂の甘みや旨味を味わうことができるんですよ。
居酒屋にあれば絶対に頼みたい定番メニューなんだとか。
このように九州では生サバを食べるのがポピュラーであり、別に驚くようなことではないのです。なので、回転寿司で生サバがあってもおかしくないということですね。
生サバを食べるのは危険?
サバは生でも食べられますが、傷むのが早いことと、表面に傷がついていたり、新鮮ではないものは生で食べるのに向いていません。
また魚に寄生するアニサキスという寄生虫に注意しなければいけません。
アニサキスは糸くずのような形をしていて、生きている魚の胃腸の中にいることが多いのですが、魚が死んで時間が経つと身のほうに移動してきます。
それに気づかず食べてしまうと食中毒を起こしてしまう危険があるんですね。
じゃあどうすればいいの?というと、
アニサキスは70℃以上で加熱したり、-20℃で24時間以上冷凍することで死滅させることができます。
ではなぜ九州では生サバが食べられているかというとアニサキスには種類があるようなんです。
アニサキスには
◎アニサキス・シンプレックス
◎アニサキス・ピグレフィー
があり、太平洋側のサバの8割以上はアニサキス・シンプレックスで、日本海側のサバの8割以上はアニサキス・ピグレフィーなんだそうです。
アニサキス・シンプレックスは内臓から身のほうに移る確率が11%であるのに対して、アニサキス・ピグレフィーは0.1%なんです。
身のほうに移動する確率がはるかに低いんですよね。
あとは、お店でさばくときに内臓をしっかりと取って、アニサキスがいないかをよくチェックしているから生で提供できるのでしょうね。
生サバが食べられる回転寿司
福岡で生サバが食べられる人気の回転寿司をご紹介します。
ひょうたんの回転寿司
博多・天神エリアで有名な「ひょうたんの回転寿司」。人気店のためオープン前から行列ができています。
回転寿司と名が付いていますが、現在は注文をメモに書いて渡すシステムで握りたてが食べられます。
ネタはどれも新鮮で、生サバは身がしまっていてコリッとした硬めの歯ごたえがたまりません。
ひょうたんの回転寿司
【住所】福岡市中央区天神2-11-3ソラリアステージ専門店街B2F
【TEL】092-733-7081
まわる寿司 博多魚がし 博多1番街店
毎朝新鮮な魚介を福岡魚市場から仕入れている「まわる寿司 博多魚がし」。
博多1番街店はJR博多駅の地下1階にあるので、買い物途中や電車が出発するまでの待ち時間にふらっと寄って、新鮮なお寿司が食べられますよ。
こちらも現在は回転していなく口頭で注文して頼むようになっていて、握りたてが食べられます。
生サバはコリコリとした食感で脂がのっていておいしいと評判です。
その他にものどぐろやウニ、生タコ、あわびなどなどどれも食べたくなってしまうほど目移りしてしまします。
どれを食べるか決められない、ゆっくり食べている時間がないという場合には10貫で1,034円(税込)の「とくとくセット」もおすすめです。
まわる寿司 博多魚がし 博多1番街店
【住所】福岡市博多区博多駅中央街1-1 JR博多シティB1
【TEL】092-413-5223
まとめ
福岡の回転寿司で生サバが食べられるは珍しいことではなく、ごく当たり前のようです。
他の地域ではめったに食べない生サバを食べられるのは新鮮であり、丁寧に処理をしているからこそですね。
福岡に行った際にはぜひ食べてみてくださいね。