小学生が放課後を安全に過ごせる学童。
核家族の共働き家庭にとってはありがたい場所です。
しかし、学年が上がり、4年生くらいになると定員の問題でやめなければならないこともあります。
放課後の居場所の問題は「小4の壁」の問題の1つでもあります。
この記事では、学童をやめた後、子どもがどのように過ごすのかをご紹介します。
親が事前にできることや気をつけることの参考になればと思います。
学童に通っていた時の様子
1年生からお世話になった学童。
最初は友達もいなくて行くのが嫌だったみたいですが、数日通うと新しい友達ができて楽しい場所になっていました。
学童では宿題をする時間があったので、帰宅後は丸付けをして間違えたところを直すだけで済むので助かりました。
遊びはお絵描きやブロック、トランプなどの静かな遊びとボールやなわとび、鬼ごっこなどの体を動かす遊びができたので子どももあきずに過ごせたようです。
平日の放課後、土曜日、長期休み、仕事がある日は学童に預けていれば何の心配もなく、子どもも行くのが当たり前で友達とも遊べる場所でした。
しかし、学年が上がるにつれ、同級生が次々にやめていき年下の子が多くなってくるためつまらなくなってくるようです。
仲良しの友達がお休みの日には自分も休みたいと言ったり、放課後は自由に過ごしてみたいというようになりました。
学童をやめてからの放課後の過ごし方
我が家の場合は、学童をやめてからは、ほぼ毎日友達と遊んでいます。
放課後、仲良しの友達と自由に遊べるのが嬉しいようで、家を行き来したり外で遊んだりしています。
親としては行動範囲が広がって心配な面もありますが、最低限のルールは守らせて子どもの好きなようにさせています。
学童をやめると放課後の過ごし方はどう変わるでしょうか?
友達と遊ぶ
友達と遊ぶ時にはどこで何をしているのかが大人にはわかりません。
危険な目にあわないために、誰かに迷惑をかけないためにも家庭でルールを決めて守らせるようにしましょう。
友達と遊ぶ時は外で遊んでもらうのが一番よいのですが、夏や冬は季節的にきびしいですよね。
家に友達を呼んでいいのか?友達の家に上がっていいのか?を決めておきましょう。
毎回同じ家にばかり集まるのは、その家の負担になりますのでやめた方がいいですね。
自宅でひとりで過ごす
自宅で過ごす場合には、テレビやゲームばかりして過ごさないように勉強やお手伝いなどやってほしいことを話し合ってスケジュールをたてるのもいいですね。
また、子どもひとりでの留守番は心配ですので、守ってほしい約束を確認しておきましょう。
習い事をする
子どもの友達も塾やスイミング、英会話など、習い事をしている子がほとんどです。
週に数回習い事があると毎日遊んでいるより、遊ぶ日と習い事の日でメリハリがついていいですよね。
習い事のメリットは放課後の居場所作りだけでなく、他にもメリットがあります。
自分が興味のある習い事をしていれば、「もっと上手になりたい」「できるようになりたい」という気持ちが湧いてきますので、家で練習する時間が増えると思います。
放課後を遊んでばかりで過ごすのではなく、習い事の練習にあてるのも有効な時間の使い方です。
個人的には「友達と遊ぶ、ひとりで過ごす、習い事をする」の3つを組み合わせて平日を過ごしてほしいのですが、親の希望通りにはいきませんね。
長期休みはどう過ごす?
学校がある平日の放課後は時間が短いのでまだいいのですが、春休みや夏休みはどう過ごしたらよいのでしょうか?
小学校中学年以上になると塾へ1人で行き帰りできるようになるので、塾の夏期講習に参加するのもよいですね。
自習室が開放されている塾だと長時間いれますので、そこで夏休みの宿題をやったり、塾の友達と交友関係を広げたりもできます。
スイミングなど長期休みに短期講習をやっているものがあります。
普段はあまり習い事をしたくない子も期間限定なら取り組んでくれるかもしれません。
日中に1人で通えるものをいくつか調べて、子どもに興味があるものを選んでもらいましょう。
児童館では室内遊びや外遊びができますので、ママ友にも協力してもらい友達と行ってもらうのもいいでしょう。
児童館には大人がいるので、子どもだけで過ごすよりは安心です。
近くに祖父母が住んでいるなら、祖父母宅で過ごしてもらうのが一番いいです。
電車やバスで子どもでも1人でいける距離なら、冒険心をもって挑戦してみるのもいい思い出になるかもしれません。
まとめ
学童をやめた後の放課後は心配がつきものです。
親はこう過ごしてほしいと思っていても、子どもの考えは違うこともあります。
子どもがのびのびと過ごせるように意見を尊重しつつ、最低限守ってほしいルールを決めて安心安全な放課後を過ごしてほしいと思います。