はなびらたけは他のキノコと違ってめったに採ることができない、珍しいキノコです。
見た目も白いはなびらのような、またはサンゴ礁のようなハッと目をひく美しさがあります。
そんなはなびらたけは一体どんなキノコなのでしょうか?
はなびらたけの栄養や食べ方、保存方法、どこで購入できるのかについてご紹介します。
はなびらたけとは?
はなびらたけは、日本各地で自生しているキノコの1種です。
〇見た目
・白色~淡黄色
・自然の中で採れる多くは薄い黄褐色をしている。
・光が当たらないものは白色で枝が花びら状に波打っている。
・白い花のようにも、白いサンゴ礁のようにも見える。
〇発生時期
夏から秋にかけてと他のきのこよりも早い。
〇生息場所
標高1000m以上のところにある、カラマツなどの針葉樹の枯れた樹木の根元に発生する。
一般的なきのこと比べると少し特殊な環境で育つため、自然の中で見つけることは珍しく、「幻のきのこ」とも呼ばれています。
はなびらたけの栄養や効果は?
はなびらたけには、免疫機能を活発化させる「β‐グルカン」が豊富に含まれています。
β‐グルカンの含有量は、他のキノコと比べても断トツで1位なんですよ。
その他にもアミノ酸や食物繊維、ミネラル、ビタミンB1・B2などの成分が含まれています。
健康維持に役立つ栄養素が多く含まれていて、かつヘルシーでもあることから、健康を意識している人から注目されている食材なのです。
はなびらたけと白キクラゲの違い
はなびらたけと白キクラゲは、見た目がなんとなく似ていますよね。
はなびらたけは、ハナビラタケ科のハナビラタケ属に分類されるキノコの1種です。
一方、白キクラゲはシロキクラゲ科シロキクラゲ属のキノコです。
色が白いという点では似ていますが、味や食感は全く別物になります。
はなびらたけの食感は海藻と似ていて、噛んだときにシャキシャキ、コリコリっとしています。
白キクラゲはクセのない味で、なめらかな舌触りと独特の歯ごたえがあります。
そのため中華料理に使われたり、中国ではデザートに使われることが多いんですよ。
はなびらたけの食べ方や調理方法
天然のはなびらたけは希少で珍しいのですが、最近では人工栽培によって1年中流通するようになりました。
コリコリとした食感で旨味のあるはなびらたけはいろいろな料理でおいしく味わうことができます。
・炒め物
・天ぷら
・サラダ
・マリネ
・炊き込みごはん
・お味噌汁
他のキノコと同じように調理して食べることができます。
加熱してもコリコリ感がしっかりと残りるので炒め物や鍋物にも向いていますし、おいしい出汁や旨味もでるのでお味噌汁やスープにも最適です。
はなびらたけはどこで売っている?
はなびらたけは人工栽培されるようになり、安定して流通されるようになりました。
しかし、大量に生産するのが難しいため、流通量はそれほど多くありません。
一般的なスーパーで買えることはほどんどなく、デパ地下や直売所、道の駅、ネット通販などで買えることが多いです。
人工栽培に成功した「きのこや松下」さんが作るはなびらたけは、こちらから購入することができるので、気になる方は見てみてくださいね。
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きのこや松下さんでは、はなびらたけを10パック入りや20パック入りで販売しています。
届いたときは食べきれるかしら~?と心配していた人も、そのおいしさにはまってあっという間になくなってしまうそうですよ。
他のキノコと比べて日持ちもするので、ストックしておいてもいいですね。
はなびらたけの保存方法
はなびらたけは、常温でも1週間ほどは日持ちします。
ですが、気温や保存場所などの条件によっても変わってきますので、冷蔵庫での保存がおすすめです。
冷蔵保存だと、日持ちは1週間~10日ほど。
その期間内に食べきることができなければ、冷凍保存しておくのがいいですね。
キノコは冷凍したものを加熱すると酵素の働きで旨味がさらにアップするといわれています。
細かく分けて保存袋にいれておけば使いたい分だけ解凍することができます。
冷凍の場合は1か月は保存可能ですよ。
まとめ
はなびらたけは山で見つけたらとてもラッキーな幻のキノコです。
そんな珍しいはなびらたけも人工栽培で作られているものなら通販で購入することができます。
食べた人はクセになってはまってしまうはなびらたけ、どんな味や食感なのか試してみたいですね。