寒天が固まらないのはみかんやオレンジやレモン、グレープフルーツなどの柑橘系果物やその果汁を入れたからなんです。
でも、寒天を追加してよーく再加熱すれば、固めることが可能!
フルーツ寒天を作りたいけれど、なぜか寒天が全然固まらないということがありますね…。
そんな時はどうすれば、寒天が固まるものか知りたいところ。
今回はそこで、寒天が固まらないのは使っている果物が関係しているのか、
再加熱すればやり直し出来て寒天が固まるのかどうかを解説します!
寒天が固まらないのはなぜ?果物が原因?
・オレンジ
・レモン
・グレープフルーツ
・キウイフルーツ
などの柑橘系果物を使うと、果肉や果汁に含まれる酸(さん)の作用で、
「寒天が固まらない」
ということが発生してしまうんですよ!
柑橘系の果物が持つ酸って、加熱と冷却によって、寒天に含まれている食物繊維が固まるのを邪魔してしまうのです…。
確かに柑橘系の果物って酸味がありますね。
この酸味の成分こそが、寒天が固まらない理由になっていたのですよ。
ちなみに柑橘系の果物だと、たとえ生ではなく、ジュースであっても、やっぱり寒天が固まらないのです。
柑橘系の果物ジュースにも、やっぱり酸が含まれているので、寒天に加えると固まらないもの…。
ただ、柑橘系の果物の寒天ってすごく美味しそうですよね!
とはいえ、寒天が固まらないとなると、フルーツ寒天作りは大失敗になるものですよ。
フルーツ寒天作りを確実に、そして簡単に成功させたい場合は、
柑橘系の果物を選ばずに違う果物、特に酸味のないものを使いましょう!
寒天に酸味のある果物を入れたいときはどうする?
寒天に酸っぱい果物を入れたいときは、ちょっとしたコツで固まりやすくなりますよ。
・寒天と果汁を一緒に煮溶かさない
・果物をあらかじめ加熱しておく
寒天液を作るときに、果汁も一緒に煮てしまうと、固まらなくなってしまいます。
お湯で寒天液を作り、粗熱をとってから、そこに果汁や果実をいれるといいですよ。
また、果物はあらかじめ加熱しておくか、加熱処理されている缶詰の果物を使うと固まりやすくなりますよ。
寒天が固まらないときは再加熱でやり直しできる?
どうしても柑橘系の果物でフルーツ寒天を作りたいけれど、寒天が固まらない場合は、
使用する寒天の量を増やして、しっかり再加熱していけばやり直しが出来ますよ!
基本的に寒天が固まらないのは、
・材料に酸味が強い果物を使っている
・寒天が十分に加熱で溶けていない
この原因によるもの。
特に粉寒天を材料に使っていると、本当にちゃんと溶けたかどうかが視覚でチェックしづらいですよね。
そのため、加熱不十分だったりして、固まらないことがありますね。
寒天が固まらない場合や、柑橘系の果物を使ったフルーツ寒天を作りたいときは、寒天をまず追加すること。
追加する量は少量ではなく、最初に使った寒天と、同じ寒天を入れましょう。
そして完全に、追加した分も寒天までも、十分に溶けきるまで、再加熱していってくださいね。
寒天液を再加熱して沸騰したら、約2分間かき混ぜれば、寒天は十分に溶けきりますよ!
あとは溶けた寒天液を型などに流し入れて、しっかり冷却するだけ。
寒天液の中に柑橘系の果物の果肉や果汁が入っていたとしても、使用する寒天を2倍にすれば、固まりやすくなるので、さっぱり系のフルーツ寒天作りも成功するでしょう!
美味しくそして失敗せずに寒天を作るには、
・十分な量の寒天
・寒天を溶かしきる
ということがポイントなのです!
ちなみに私は以前、糸状の寒天を使って蒸しようかんを作ったことがありますが、その時もしっかり、寒天を溶かしておくことを心掛けました。
寒天が溶けきっていないのは重大な問題なので、どんな寒天を作る場合でも、必ず溶かしきってから、寒天液を冷やして固めましょうね。
再加熱はやり直しに最適な方法なので、覚えておくと、今後の寒天作りに役立ちますよ!
まとめ
寒天が固まらないのは、柑橘系の果物に含まれている、酸味が寒天の食物繊維が固まりにくくしてしまうため…。
でも寒天の量を倍にして、そして寒天液を再加熱して、沸騰させてから2分間に詰めれば、やり直しが出来ます!
もちろん柑橘系の果物が含まれていても、寒天が2倍なら固まりやすくなるんですよ。
爽やかな風味のフルーツ寒天を作りたい時は、寒天量を増やして、よく寒天を溶かして、冷やし固めていってくださいませ!