ホームパーティーやお店ででてくるローストビーフ。
大人が食べていると、子どもも興味津々ですよね。
でも、生ではないと分かっていても、ピンク色をしたお肉を子どもに食べさせて大丈夫なのか気になりますよね。
そこでローストビーフは何歳から食べられるのか、子どもが食べるときの注意点についてご紹介します。
ローストビーフは何歳から食べられる?
ローストビーフは一般的には3歳から食べられるようになります。
ただ、3歳ぐらいの子どもの成長には発達の差がありますので、発達のポイントによって、食べられるかどうかの判断をしてくださいね。
乳歯が生えそろっている
ローストビーフは柔らかい食感ですが、弾力があるのでよく噛まなければなりません。
よく噛むためには奥歯が必要になってきます。
3歳頃になると乳歯が生えそろい、奥歯で噛むことができるようになるので、乳歯が生えそろったときを目安にするといいですね。
しっかり飲み込める
乳歯が生えそろっていても、噛む力が弱いと「よく噛んで飲み込む」ということができません。
うまく飲み込めないと吐いてしまったり、のどに詰まる可能性があり危険です。
いろいろな食べ物を噛んで食べられるようになり、嚙み砕く力がついてきてから、食べさせたほうがいいですね。
消化機能の発達
3歳を過ぎると各臓器が発達しますが、消化機能の発達は人によっても違いがあり、完全ではありません。
無理に食べてしまうと、消化不良となって体に負担をかけてしまうので、最初は様子を見ながら食べさせてみてください。
ローストビーフを安心して食べられる年齢
ローストビーフを安心して食べられる年齢は、7~8歳ぐらいになります。
その年齢になると、噛む力も強くなりますし、消化機能もほぼ大人と同じになります。
免疫機能も発達しているので、体の中に侵入してきた細菌などを排除する力もついてきていますね。
ローストビーフは3歳頃から食べることができますが、安心して食べさせたいときは、7歳以降でもいいかもしれませんね。
ローストビーフを子どもに食べさせるときの注意点
ローストビーフを子どもに食べさせるときは、いくつかの注意点があります。
新鮮なものを与える
賞味期限が切れたものや、手作りしてから日にちが経ったものは食べさせないようにしましょう。
大人が食べて大丈夫でも、子どもが食べると食中毒になる危険もあります。
新鮮なローストビーフを食べさせてあげてくださいね。
しっかりと加熱する
ローストビーフは生肉ではありませんが、見た目上、生焼けとの見分け方が難しいこともあります。
万が一、火の通りが不十分だとお腹を壊さないか心配なので、子どもが食べる分はしっかり加熱してあげるといいですね。
しっかり焼くことで、安心して食べさせることができますよ。
少量ずつ与える
牛肉でもアレルギー症状がでることがあります。
じんましん・腹痛・下痢・嘔吐などの症状がでることもありますので、初めて食べるときは少量にして様子をみてください。
初めて食べるときは、平日の昼間にすると、何かあったときに病院を受診できるので安心ですよ。
薄い味付けにする
ローストビーフの外側に塩やコショウがついている場合は、カットしてからあげましょう。
また、タレがかかっている場合には、タレがあまりついていない部分をあげるようにしましょう。
小さい子どもは塩分の多い食べ物に慣れていないので、味が薄い部分を食べさせてあげてくださいね。
小さく切ってあげる
ローストビーフは弾力があり、噛み応えのある食べ物です。
大人用ひと切れをそのままあげてしまうと食べにくく、のどに詰まる可能性があります。
いつも食べているサイズにカットして、食べやすくしてあげてくださいね。
ローストビーフで食中毒になる?
ローストビーフはピンク色をしているため、半生?と心配になってしまいますよね。
実際は、牛肉を柔らかく仕上げるために低温調理されており、中心まで火が通っているので、食中毒の心配はありません。
自宅で手作りする際には、牛肉には食中毒となる菌が表面にしか付着しないため、表面をしっかりと焼くことが大切です。
その他にも気をつけるポイントがあります。
・中心まで時間をかけて加熱する
・新鮮な肉を使う
・調理器具に菌がつかないようにする
衛生管理に気をつけて、じっくりと加熱調理すれば、食中毒になる危険は低くなりますよ。
また、体調がよくないときは無理に食べず、体調がよいときに食べるようにしましょうね。
まとめ
ローストビーフは3歳頃から食べることができますが、噛む力や飲み込む力、消化機能が備わっているかをよく見て判断してくださいね。
小さいうちから無理に食べさせる必要はないので、安心して食べられる7歳以降になってから食べるとより安全ですよ。