お風呂の浴槽をよく見てみると、薄黒いラインがぐるっと一周している！なんてことはありませんか？
お風呂の黒ずみは、早めに落とさないとどんどん落ちにくくなってしまいますよね。
浴槽の黒ずみは、水垢や皮脂汚れが原因でできてしまうもの。
どうやったら落とすことができるのか、予防法はあるのかについてご紹介します。
浴槽の黒ずみの原因はなに？
毎日浴槽を洗っているつもりでも、できてしまう黒ずみ。
黒ずみがついてしまう原因には、水垢によるものと皮脂汚れによるものがあります。
水垢が原因
水道水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が含まれています。
このミネラル分が固まって、そこに皮脂やせっけんカスが付着していくと徐々に黒ずんで見えます。
水垢は見た目はわかりにくくても、触ってみるとザラザラしているので、肌に触れたときに汚れがついているのがすぐにわかりますよね。
皮脂汚れが原因
お風呂につかると体から皮脂が流れていきます。
そのお湯を入れっぱなしにしていたり、洗い方が足りなかったりすると汚れが付着して黒ずんで見えます。
毎日洗っていてもしっかりと汚れが落ちていなかったりすると、黒ずみの原因になってしまうのですね。
浴槽の黒い汚れの落とし方
ちょっと見えにくいですが、うちの浴槽にも下の画像のような黒い汚れがついて困っていました。
普通に洗剤で洗っても全く落ちません。
黒い汚れの落とし方を調べてみると、クエン酸で落とす方法と重曹で落とす方法がありました。
水垢が原因の黒ずみはクエン酸を使い、皮脂が原因の黒ずみは重曹で落とすといいんですよ。
水垢はクエン酸で落とす
水垢が原因で黒ずんでいる場合、水垢のミネラルはアルカリ性なので、その反対の酸性の性質をもつクエン酸を使うのが効果的です。
【クエン酸で落とす方法】
①水にクエン酸を混ぜてスプレーボトルにいれる
②黒ずみに吹き付ける
③スポンジで軽くこすって流す
クエン酸は100均やドラッグストアなどで購入できるので、手軽に作れますね。
皮脂が原因の場合は重曹で落とす
皮脂汚れが原因で黒ずんでいる場合、皮脂汚れや垢は酸性なので、アルカリ性の重曹を使って落とします。
今回、私は重曹でためしてみました。
そのやり方をご紹介します。
①重曹に水を少しずつ入れてよく混ぜて、重曹ペーストをつくる。
黒ずみにつけるので、ゆるすぎるとたれて流れてしまいます。
水加減を調整しながら入れて下さい。
②重曹ペーストを黒ずみにつけて、その上からラップをする。
③１～２時間くらい放置する。
④スポンジでこすって洗う。
⑤シャワーで流す。
これで完了です。
結果はどうなったでしょうか？
ちゃんときれいに落ちました！
見た目がきれいになったのはもちろんのこと、ザラザラしていた表面もつるつるになり気持ちいいです。
こんなに簡単にできるなら、もっと早くしておけばよかった～。
お風呂の洗剤で洗うだけでは落ちないという方は、ぜひ試してみてください。
浴槽の黒ずみを予防する方法
浴槽の黒ずみは手入れを怠っていると、いつの間にかできてしまうもの。
黒ずみにならないように予防することで、毎日気持ちよく過ごすことができますよ。
入浴後は熱いシャワーをかける
入浴後にお風呂のお湯を抜いて、熱いシャワーをかけます。すると、熱に弱いカビが繁殖するのを防ぐことができます。
もちろん掃除をしてからシャワーをかけたほうがいいのですが、疲れていて面倒というときにはシャワーだけでもいいのですよ。
最後に乾いたタオルで水分をしっかり拭き取るのも忘れないでくださいね。
重曹を入浴剤として使う
重曹は、掃除用だけでなく、入浴剤としても使うことができます。
重曹をお風呂に入れると、皮脂や角質が落ちて肌がすべすべになったり、新陳代謝が高まったりします。
入浴後は、その残り湯に洗面器やお風呂用のイスを入れて一晩つけておけば、ぬめりや湯あかがとれますよ。
翌日はお湯を抜いたらスポンジで軽くこすって水で流せばいいだけなので、お掃除が楽になりますよ。
まとめ
クエン酸や重曹はドラッグストアや100円ショップで簡単に安く手に入ります。
黒ずみ汚れは初期の段階であれば簡単に落とせる可能性がありますが、長年放っておくとプロの業者さんでないと無理になるかもしれません。
そうならないためにもこまめな掃除、汚れの原因にあった掃除方法できれいさを保てるようにがんばりましょう。