ビーツは土臭さと酸味があるため、苦手と思われがち…。
ですが、下茹でしたり煮込んだりなど加熱することで美味しく食べられるし、鉄分やミネラル分やビタミン、食物繊維などの栄養価が豊富ですよ!
ボルシチの具材として知られているビーツですが、きちんと加熱調理しないと土臭い味のままになってしまうのです…。
でもビーツって栄養価が豊富なので、とても健康に良いもの。
そこで今回は、ビーツはどんな味なのか、土臭さを消す方法や栄養価、美味しい食べ方などを詳しくご紹介します!
ビーツはどんな味?
ビーツは土臭さがありますが、味としては少し酸味のあるカブや大根、といった感じです。
どうしてもビーツってあまり買う機会がないから、どんな味か想像しづらいものですね…。
ビーツの特徴は、次のような感じです。
・土臭さがある
・自然な甘みがある
・歯応えがあって、シャキッとしている
・加熱するとホクホクとした食感になる
どんな味か想像できない、というイメージの野菜ですが、生のままだと土臭ささが気になる人も多いようです。
でも、ビーツは加熱すると臭いが取れて、とても食べやすくなるんですよ。
ビーツの土臭さを消す方法
ビーツには、独特の土臭さがあります。
土臭さの原因は、「ジオスミン」という土の香りのする成分が含まれているからなのです。
生で食べると土臭さが残ったままですが、しっかり加熱調理すれば、土臭さが消えて、酸味もマイルドになりますよ。
加熱する場合は、皮のまま加熱するのがおすすめ!
皮をむいて加熱すると、ポリフェノールが流れ出てしまうため、皮のまま加熱するのがいいですよ。
加熱することで食感がホクホクとし、甘さが増して食べやすくなります。
サラダにする場合も、少し硬めに下茹ですると、土臭さが和らぎますよ。
ビーツの栄養価は?
ビーツはミネラル分や鉄分、ビタミン、食物繊維が豊富で栄養価も高い野菜だから、ぜひとも美味しく食べたいですね!
では、より詳しくビーツに含まれている栄養価をご説明します。
ミネラル分
カリウムやマグネシウムなどのミネラル分が豊富なので、体内の余分な塩分や水分を放出できるため、むくみ解消に繋がります!
むくみが気になるのでしたら、ビーツ料理を食べるのもおすすめですね。
鉄分
血液生成に必要な栄養価であり、不足するとふらつきや貧血になります…。
女性は特に貧血になりやすいので、ビーツを食べて鉄分をしっかりと補いましょうね!
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ビタミン類
眼精疲労などに効くビタミンAや疲労回復効果のあるビタミンB群、
そして、老化防止に繋がる抗酸化作用と、免疫力アップのビタミンCなど、多くのビタミン類が含まれています。
美容はもちろん健康のキープにもビーツって役立つんですね!
食物繊維
腸内環境を整えてお通じを良くしたり、便秘予防にも効果的。
便通があまり良くない場合も、ビーツを食べていくと、腸内をスッキリとさせられるし、代謝もアップさせて、痩せやすい体作りが出来ますよ!
以上がビーツが持つ栄養価なので、健康や美容の維持のためにも、ビーツを食べていくと良いでしょう。
ビーツを食べ過ぎるとどうなる?
ビーツは「飲む輸血」と言われるくらい栄養豊富ですが、食べ過ぎはやはり禁物です。
〇腹痛や下痢が起こる
ビーツには食物繊維が含まれているため、急に大量に摂取すると、腹痛や下痢、便秘を引き起こす可能性があります。
適量であれば、腸内環境を整えてくれますが、摂取しすぎると逆効果になってしまいます。
〇尿が赤くなる
ビーツを食べ過ぎると、尿が赤くなることがあります。
これはビーツの赤い色素である「ベタシアニン」が、尿中に含まれることで起こります。
ビーツを食べた翌日に、尿や便が赤くなることがありますが、1~2日で元に戻るので心配しないでくださいね。
このように食べ過ぎは体によくないため、1日の摂取目安は約100g(1/2個)を目安に食べるとよいでしょう。
ビーツの美味しい食べ方
ビーツは食べやすい大きさにカットして皮を剥いてから、お好みの野菜や肉と煮詰め、ボルシチ風煮込みにしたり、
皮ごと茹でてからスライスしてサラダにしましょう。
また、炒めたビーツを豆乳と一緒にミキサーにかけて、鍋で温めればビーツと豆乳のスープが出来上がるので、やっぱり美味しい食べ方になりますよ!
ではより詳しく、まずいと思われがちな、ビーツの美味しい食べ方をご紹介しますね。
ビーツ入りボルシチ風煮込み
ビーツは食べやすい大きさにカットしたら皮を剥き、スライスした玉ねぎとニンニクと一緒に、オリーブオイルをひいた鍋で炒めてください。
一口サイズにカットしたキャベツや白菜など、お好みの野菜と、牛バラ肉か豚バラ肉も鍋に入れます。
更に炒めたら、適量の水とコンソメスープの素を1個入れて煮込みます。
アクを取り除き、具材全体に火が通ったら、塩コショウで味を調整して完成。
お好みでサワークリームをトッピングして食べると、本場のボルシチっぽい感じに仕上がりますよ!
よーくビーツを加熱して煮込めば、まずいと言われている土臭さも消えるので、美味しい食べ方になるでしょう。
ビーツサラダ
ビーツを皮付きのまま丸ごと、たっぷりの水を注いだ鍋に入れて、沸騰させていきます。
竹串などを刺して柔らかくなるまで茹でたら、ザルにあけて水で冷やし、よく水気を拭き取りましょう。
あとは皮を剥いてスライスして、レタスやトマトなど、お好みの野菜と一緒に盛り付けて、ドレッシングをかければOK!
茹でることでビーツの臭みも消えて、かなり食べやすくなりますよ。
少し食感が残っていた方が好きな場合は、竹串を刺した時、まだ少し硬さが残っている段階で、ザルにあけてしまいましょう。
ビーツと豆乳のスープ
皮を剥いて小さめにカットしたビーツをまず、オリーブオイルをひいたフライパンで、炒めていきます。
この時、お好みでスライスした玉ねぎも一緒に炒めても良いですよ!
炒めて全体に程よく火が通ったら、コンソメキューブ1個と塩を少々、そして豆乳を350ml入れて、5分ほど軽く煮込みます。
5分経ったらミキサーにフライパンの中身を全て移し、完全に液状になるまでかき混ぜていきましょう。
液状になったら、鍋に移して火にかけ、グツグツと沸騰するまで温めれば完成!
ビーツのクセのある風味も、豆乳でかなりマイルドになるので、美味しく飲めますよ!
以上がビーツの美味しい食べ方なので、参考にしてみてくださいね。
まとめ
ビーツは土臭さがありますが、しっかりと加熱調理すれば土臭さが消えるので、かなり食べやすくなります。
煮込み料理にしたり茹でてからサラダにしたり、スープにするのがおすすめの美味しい食べ方なので、ぜひチャレンジしてみてくださいませ!
ビーツはミネラル分やビタミンなどが豊富なので、健康と美容にもとても良い野菜ですよ!