パン屋さんに行くとどれもおいしそうで、ついついたくさん買ってしまいます。
それで結局食べきれない惣菜パンや菓子パンが余ってしまうのですが、そんなときはどうしていますか?
惣菜パンはあまり日持ちがしなそうですし、冷凍して後日食べれたらいいのですが、そもそも冷凍できるのでしょうか?
冷凍できる惣菜パンや菓子パンの種類や冷凍・解凍方法についてご紹介します。
惣菜パンや菓子パンは冷凍して食べられるのか?
惣菜パンや菓子パンは冷凍できるものが多いのですが、中には冷凍に向いていないパンもあります。
それを見極めるのは中に入っている具材です。
食材によって冷凍に不向きなものがありますので、どのような具材ならOKか見ていきましょう。
冷凍できる惣菜パン
冷凍食品として販売されているものを思い出してみると焼きそばや揚げ物、中にクリームやあんが入った今川焼きなどがありますよね。
ソーセージやベーコンなどはそれ自体が冷凍できる食材です。
なので、冷凍できる食材が使われているパンは問題ないということになります。
では冷凍に不向きな食材は何でしょうか?
冷凍できない惣菜パン
冷凍できない惣菜パンには次のような具材が含まれているものになります。
レタスやトマトなどの水分を多く含む生野菜は、解凍すると水分が出てきてパンにしみてしまいます。
形があるじゃがいもは冷凍すると水分が抜けてパサパサになり食感がよくないです。でもマッシュポテトなら大丈夫ですよ。
マヨネーズは油分と水分が分離して、その水分でパンがべちゃっとなってしまうのでおいしくありません。
冷凍方法と保存期間は?
冷凍できる惣菜パンは正しい冷凍方法でおいしさを保てるようにしましょう。
1.密閉しながら1個ずつラップに包む。
2.ジップロックなどの保存袋に入れる。
3.空気を抜いてしっかり密閉する。
4.冷凍庫に入れる。
急速冷凍させたい場合には金属トレーやアルミホイルに載せて冷凍庫に入れてくださいね。
冷凍での保存期間は2週間~1ケ月を目安にしてください。
1ケ月を過ぎても見た目にはあまり分からないかもしれませんが風味が落ちたり、冷凍焼けしてしまいます。
惣菜パンは具材がある分、食パンよりは早めに食べた方が安心できると思います。
惣菜パンの解凍方法
惣菜パンを解凍するのに一番いい方法は「自然解凍」です。
食べる前日に冷蔵庫に移して解凍するのを待てば、水分を保ちつつ解凍できておいしさが復活します。
時間がないときには電子レンジを使います。
ラップに包んだまま電子レンジで20~30秒ほど温めます。
そして様子を見ながら10秒~20秒ずつ追加で加熱していきます。
一気に温めようとして長時間加熱するとパンの水分がなくなって硬くなってしまうので、少しずつ加熱していきましょう。
メロンパンや表面が焦げやすいパンを解凍後にトースターでカリっとさせたいときには、アルミホイルをかぶせると焦げにくくなるのでいいですよ。
トースターだけで解凍しようとすると表面は焦げて、中は冷凍状態になってしまいます。
解凍してからトースターで焼き上げるようにしましょう。
冷蔵庫での保存は可能?
常温保存だと心配だから冷蔵庫で保存すれば大丈夫なんじゃないかと思いますが、冷蔵庫保存はNGなのです。
なぜかというと、冷蔵庫内の温度はパンに含まれるでんぷんを劣化させる温度なのです。
また水分も蒸発してしまうためどんどん硬くなってしまいます。
せっかくの柔らかいパンが台無しになってしまい、風味もおちてしまうため冷蔵庫に入れるのはおすすめしません。
惣菜パンは常温保存で日持ちする?
スーパーやコンビニで買った惣菜パンは賞味期限や消費期限が記載してあるのでそれを目安に食べることができますが、パン屋さんで買った惣菜パンはどれぐらい日持ちするのでしょうか?
パン屋さんの保存料が含まれていない手作りパンはあまり日持ちしません。
惣菜パンや生クリームが使われているものは当日中、それ以外の菓子パンは2日以内には食べたほうがいいでしょう。
惣菜パンは中の具材が傷みやすく、水分がでてくるため早く食べたほうが安心です。
たとえ日持ちするパンだとしても、夏の暑い部屋や車の中に置いておいたパンは短時間でも腐りやすくなってしまうため注意が必要です。
まとめ
すぐに食べきれない惣菜パンはすぐに冷凍保存してしまいましょう。
そうすれば食べたいときにいつでも食べられますし、腐らせて捨ててしまうということもなくなります。
特に夏場はパンの保存は気をつけた方がいいですね。