遊園地のお目当てといえばジェットコースター。
子どもと一緒に行ったらキャーキャー言いながら何回も乗りたいですよね。
それなのに私は酔ってしまって1回でヘロヘロになってしまいます。
そこで遊園地を満喫するために、ジェットコースターで酔わない方法についてまとめてみました。
もし酔ったとしても、酔ったときの対処方法や酔わない体をつくるためのトレーニング方法についてもご紹介します。
ジェットコースターで酔わない方法
乗り物酔いの原因は、内耳にある三半規管がとらえた振動や体の傾きと目がとらえた傾きのズレによって脳が混乱しておこります。
突然カーブや上下の不規則な揺れ、急停車があると目では確認していない力が内耳に加わり、自律神経が不安定になります。
その結果、頭が重くなったり吐き気がしたりしてしまうんですね。
ではどうしたら酔わなくなるのか見ていきましょう。
目をつぶらない
脳の感覚のズレをなくすために、
「目をつぶって目から入る情報をなくせばいいのでは?」
と思ってしまいますが、それは逆効果なんですね。
目をつぶると、先がみえない恐怖と自分がどこにいるのかわからなくなって不安になり、それが脳を混乱させてしまいます。
目を開けて乗るようにしましょうね。
頭を固定して進行方向を見る
ジェットコースターの前のほうに乗れば、レールが見えるので進行方向を予測できますよね。
目でレールが右にカーブしているのをとらえたら、体も右に傾けて重心を移動させるとズレが生じにくくなります。
このとき、「頭が揺れないように座席にしっかりと固定する」のがポイントです。
頭が上下左右に揺れると酔ってしまいますよね。
またジェットコースターの一番後ろに乗ると急降下したときにスピードがでるため、前の席より負担が大きくなってしまいます。
大きな声を出す
ジェットコースターに乗るとその迫力と恐怖からついつい「キャー」っと大声をだしてしまいますよね。
大声を出すのはいいことなんですよ!
大声をだすと交感神経が緩んで緊張や不安が少しやわらぐので、リラックスして乗ることができますよ。
酔い止めを飲む
ジェットコースターに乗る前に酔い止めの薬を飲むのも効果的です。
薬を飲んだから大丈夫という安心感も心の安定につながるでしょう。
酔ったときの対処方法
先ほどご紹介した酔わない方法を試してみたけど、それでも酔ってしまう場合もあると思います。
そんなときは食べ物や飲み物で解消する場合もありますので、どの方法が自分に合うか試してみてください。
食べ物で治す
乗り物酔いに効果的な食べ物をあげてみます。
飴やチョコレートを食べると血糖値が上昇して脳が活性化し、乗り物酔いしにくくなると言われています。
梅干しを食べると唾液が分泌しますよね。
唾液の分泌は三半規管のバランス感覚を正常にしてくるので梅干しも効果的です。
辛い食べ物は食べると汗がでてくるぐらいの辛さがあるといいです。
発汗するほどの辛い食べ物を食べると交感神経が活発になり吐き気もおさまります。
スーパーやコンビニでも、携帯できる辛いお菓子がいろいろと販売されていますよ。
飲み物で治す
次に飲み物を見てみましょう。
氷水を飲んだり氷を口に含むと氷の刺激が自律神経を整えてくれます。
また氷の冷たさによって気が紛れたりすっきりとした気分になることがあります。
炭酸も自律神経を整えてくれ、胃のムカムカをすっきりさせてくれます。
炭酸飲料の中でもおすすめは「コーラ」です。
コーラに含まれるカフェインには感覚の乱れを抑制する作用があります。
ちなみに柑橘系飲料は逆効果になるのでやめたほうがいいでしょう。
ペパーミントティーや発汗作用のあるしょうが紅茶も効果的ですが、携帯したり自動販売機で買うのは難しいので、氷水や炭酸水が手軽にできる方法ですね。
乗り物酔いを克服する方法
乗り物酔いをする人にとっては乗り物酔いしなくなることが理想ですよね。
そのためには三半規管の機能を高めて、平衡感覚とバランス感覚を鍛えることが大切です。
ではどのようにして鍛えていけばよいのかみていきましょう。
寝返り・前転・後転をする
寝返りや前転、後転をすると頭や体がまわって平衡感覚が乱れるので、これを繰り返すと平衡感覚が鍛えられます。
回転イスがあれば回転イスに座って回るのも手軽にできていいですね。
ブランコ・すべり台で遊ぶ
公園にあるブランコやすべり台は揺れやスピードを体感するのにぴったりです。
お子さんと一緒に遊びながらトレーニングができるのでいいですよね。
後ろ向きで歩く
普段はやらない後ろ歩きはバランス感覚を養うのに効果的です。
転ばないように気を付けながら行ってください。
慣れてきたら目をつぶって行うとより難しくなり、やった分だけバランス感覚が身に付いていきます。
まとめ
ジェットコースターで酔わない方法は頭を固定させて進行方向をしっかりと見ることが大切です。
家や公園でできるトレーニングで三半規管を鍛えるのもいいでしょう。
それでも酔いやすい人は無理をせず「乗らない」という選択をするのも遊園地を楽しむコツだと思います。
ジェットコースター以外にも楽しい乗り物はあるので、楽しくまわれるように無理はしないでくださいね。