きゅうりの青臭さが苦手という人は結構いますよね。
しかし、きゅうりを料理に使う前に「切り口をこすり合わせる」というひと手間をするだけで、簡単に青臭さを消すことができるんですよ!
青臭さが消える理由ややり方についてご紹介します。
きゅうりは切り口をこすると青臭さが消える?
きゅうりのヘタを切り、切り口同士を30秒ほどこすり合わせると、白い液がでてきてます。
この白い液はきゅうりのアクであり、蟻酸(ぎさん)という物質を含んでいて、渋みや苦みの元になっています。
蟻酸はきゅうりの皮のすぐ下にある維管束にたくさん含まれているので、こすり合わせることで蟻酸を含む水分がでてきてアクも少なくなるんですね。
アクを減らすことで、きゅりの苦みを減らすことができるんですよ。
それでは、実際のやり方についてみていきましょう。
きゅうりの青臭さを消すやり方
1.きゅうりのへたを切る
へたから少し離れたところを切ります。
両側を切ってこするといいのですが、片側だけでも大丈夫です。
片側だけの場合は、つる側を切るとよりアクがでやすくなりますよ。
2.切り口同士をこすり合わせます
切り口同士を合わせて、くるくると円を描くようにこすります。
少しこすると白い泡がでてきて、30秒ほどこすり続けます。
3.白い泡がでます
こすり続けるほど泡が増えていき、びっくりしました。
この白い泡が蟻酸を含んだアクになります。
アクがでたら洗い流して食べてくださいね。
くるくるとこすり合わせるだけなので簡単にできますよね。
昔は苦いきゅうりが多かったので、おばあちゃんの知恵としてよくやっていたようなのですが、今のきゅうりは苦みが少ないものも多いので、若い人達は知らない人も多いかもしれませんね。
別のアク抜きの方法として「板ずり」もあります。
塩を手にとって、まな板の上できゅうりを転がして揉むと緑色の汁がでてきてアク抜きができますよ。
まとめ
きゅうりの青臭さを消す方法は切り口をこすり合わせるだけという簡単な方法でしたね。
青臭さが苦手できゅうりが食べられないという人は一度試してみてくださいね。