我が家は新築で床暖房を設置しました。
憧れていた床暖房でしたが、住み始めてみると床暖房のメリット・デメリットを実際に感じています。
・高い設置費用を払ってまで本当に必要だったのか?
・毎月の光熱費はどれくらい上がるのか?
などについて、実際に使ってみた感想をご紹介します。
床暖房を検討している方は参考にしてみてくださいね。
床暖房設置のきっかけ
一戸建ての購入を考え始めてモデルルームを見学しにいっていた頃、季節は冬だったんですよね。
こちらは雪が降る地域ですので、床暖房が効いた部屋に入ったときの暖かさは感動でした。
エアコンやストーブとは違う足元からじんわりとくる暖かさが本当に心地よくて「床暖房は絶対につけるぞ!」と決めたわけです。
しかし、コスト面を考えると本当に必要なのかどうかをメリット・デメリットを含めてよく考えたほうがいいかもしれません。
床暖房のメリット・デメリット
床暖房には温水式と電気式があり、温水式には温水を作る熱源が電気・ガス・灯油の3種類があります。
我が家は温水式のガスタイプになります。
それでは実際に感じたメリット・デメリットにふれていきます。
・足元が暖かいので快適
・空気が乾燥しにくい
・ホコリが舞いあがらない
・ストーブより安全
・ガス代が高くなる
・部屋が暖まるまで時間がかかる
・初期費用がかかる
・いずれ修理が必要になるかもしれない
・床に置いた荷物が温まる
床暖房のメリットは足元からじんわり暖められてポカポカすることですね。
エアコンだと冷気が下にきてしまうので、足元が寒くて体も冷えてしまうこともあります。
また、空気も乾燥しにくいので乾燥による喉のイガイガもほとんどありません。
反対にデメリットは電源を入れてから部屋が暖かくなるまで時間がかかるので、寒い日は最初にエアコンも同時でつけることもあります。
あと、ちょっとしたことですが床に置いたバッグや荷物の底が温まってしまうことです。
これが何となく嫌なんですよね。
キッチン側にも設置する場合、食料品を床に直置きしないように注意しなければいけません。
気になる床暖房のガス代
エアコンと比べると暖かさは断然床暖房の方が勝るのですが、何も気にせず使っているとガス代がバカになりません。
大雪が降って毎日床暖房をつけていた年(①)と暖冬で床暖房をあまり使わなかった年(②)のガス代を我が家の2月の請求金額で比較してみます。
ちなみに我が家は日中誰も家にいなくて、ガスは都市ガス、電気は夜が安くなるプランになっています。
ガス代 | 電気代 | 合計 | |
①床暖房あり | 13,000円 | 8,000円 | 21,000円 |
②床暖房なし | 7,000円 | 11,000円 | 18,000円 |
①-②の差 | 6,000円 | ー3,000円 | 3,000円 |
ガス代は床暖房ありの年のほうが約6,000円UPしました。
もちろん床暖房だけの金額ではなく、寒い分お湯の温度設定を高くしたり、お風呂のお湯をより多く使った分も含まれているでしょう。
電気代は床暖房をつけなかった年はエアコンをメインで使用したためか約3,000円UPしています。
冬の暖房代という点でガス代と電気代の合計で比べると約3,000円の違いなので、そこまで差は大きくないかなと思います。
ただ、床暖房の温度設定はなるべく低めにして、無駄にガス代が上がらないよう気を付けています。
今思えば、モデルルームのあの暖かさは設定温度がだいぶ高くしてあったんだろうなと思ってしまいます。
床暖房の代わりになるもの
床暖房を使うのは年に3ヶ月ほどです。
そう考えると初期費用をかけ、毎月のガス代にハラハラし、いずれはメンテナンスが必要になるなら、床暖房を設置しなくても他の暖房器具で過ごすのもいいかもしれません。
エアコンやファンヒーターと併用してこたつやホットカーペットを使用すればその場は暖かいですし、座布団サイズのホットカーペットはイスやソファに座るときも足やおしりを温めることができます。
ホットマットや電気ひざ掛けなども足元の冷え対策にはぴったりですね。
こういったものを購入して寒さ対策をしてもよかったかなと思っています。
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まとめ
床暖房は暖かくて寒い冬には快適です。
これは間違いなく言えます!
ただ、初期費用や毎月のガス代等が気になる方は無理に設置せず、他の暖房器具で代用することを検討してもいいかもしれません。
設置したのに節約のために使用するのを控えていたら意味ないですからね。