蛍は雨の日でも見れる?蛍が出るベストな条件はどんなとき?

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蛍鑑賞は梅雨時季とかぶりますが、雨の日でも蛍は見ることができるのでしょうか?

蛍は雨の日はあまり飛ばないのですが、雨上がりは条件がそろうとたくさん飛ぶ可能性がありますよ。

どのような条件がそろうと、蛍がたくさん見られるのか?

蛍鑑賞に最適な時期や時間について詳しくご紹介していきます。

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蛍は雨の日でも見れる?

蛍を見に行く日が雨だったら蛍は見られるのでしょうか。

残念ながら、蛍は雨が降っているときはあまり飛びません。

蛍は雨に弱いので、雨が降ると草木の陰や葉の裏側に隠れてしまいます。

雨の中、無理に飛ぼうとするとうまく飛べずに地面に落ちたり、雨で流されてしまうので身を守っているのですね。

しかし、草木のほうをよく見てみると、隠れている蛍が光ってみえることもあります。

雨上がりは蛍が出る好条件?

雨の日はあまり飛ばない蛍も、雨上がりは見られる可能性がグッと上がります。

その理由は、蛍が出やすい条件があるからなのです。

蛍が出る条件
  • 月あかりがなく曇っている
  • 風がない
  • 蒸し暑い

雨上がりで曇っていて、ジメっとしていて蒸し暑く、さらに風がなければ蛍が出る絶好のチャンスなのです。

ですので、もし蛍鑑賞の日が雨だったとしても、雨が止むことを期待して雨上がりを待ってみるのもいいかもしれませんね。

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蛍を見るのに最適な時期や時間は?

蛍が見られるピークは地域によって異なりますが、西日本や東日本で5月中旬~6月中旬、北日本が6月中旬~8月上旬になります。

蛍は19時半頃から飛びはじめ、1日に3回飛ぶ時間があります。

・20時~21時
・23時頃
・2時頃

中でも20時~21時がよく飛ぶ時間帯になるので、この時間を狙って見に行くのがおすすめです。

蛍はゲンジボタルとヘイケボタルの2種類をがよく見ることができますが、ゲンジボタルは細い川に生息し、ヘイケボタルは水田やため池に生息します。

街灯の届かない暗く静かな場所で、卵が産み付けられる草木が生い茂り、エサである巻貝のカワニナがたくさんいる場所に多く見られます。

蛍の寿命は?

蛍は卵から成虫になるまでに約1年かかりますが、成虫になってからの寿命は約1週間~2週間になります。

この短い期間に光を放って飛んでいるわけですね。

蛍がなぜ発光して飛ぶのかというと、

その理由の1つに「オスとメスが出会うため」というコミュニケーションの役割があります。

オスの蛍は光を放ちながら飛び回り、メスの蛍は草の上で光りながら合図を送って待っています。

子孫を残すために相手を探し、交尾が終わるとメスの蛍は卵を産みます。

人間にとってはきれいな蛍の光ですが、蛍にとっては一生懸命に繁殖活動をしている貴重な時間でもあるんですね。

蛍を見るときのマナー

蛍の寿命が短く、そのわずかな期間で繁殖活動をしていることを知ると、人間が蛍を見るときにはジャマにならないように注意して見なければいけませんね。

気をつけたいことは、次のことになります。

①写真を撮るときにフラッシュをたかない

②懐中電灯で照らさない

③蛍を捕まえない

④生息地を汚さない

蛍は強い光が嫌いなので、カメラのフラッシュや車のライトは控えたほうがいいですね。

蛍が飛んでいると捕まえて持ち帰りたくなるかもしれませんが、寿命が短く、今を精一杯飛んでいる蛍ですから、そっと見守って楽しむのが一番ですね。

まとめ

蛍は雨の日にはあまり飛ばないので、見られない可能性が大です。

しかし、雨が上がったときの曇り空で湿度が高くムシムシしていると、蛍がよく見られる好条件になります。

雨だからといって諦めずに、絶好のチャンスを待ってみるのも、また楽しみのひとつかもしれませんね。