専業主婦はのんびりと気楽に過ごしているように見えるみたいで、「楽でいいね」と言われたことがあります。
結構失礼な言い方ですよね。
中には全然気楽ではない専業主婦だっているんですよ。
専業主婦でいることに悩んだり、そんな自分をみじめだと思ったり。
なんで専業主婦はみじめだと思ってしまうのでしょうか?
その理由と解決策について書きますので、少しでも気持ちが楽になってもらえれば幸いです。
専業主婦はみじめなのか?
私は出産を機に会社を退職して、約2年ほど専業主婦をしていました。
家計に余裕はなかったので自由にお金を使えないストレスや将来の不安、無職の自分に対する葛藤など、
「私は家でのんびりしていていいのだろうか?」と思っていました。
もちろん子育て中なのでやることはいろいろとありますが、常に満たされない気持ちがありました。
なぜ心が満たされず、自分のことをみじめに感じていたのでしょうか?
生活に余裕がない
夫の収入だけでは生活が厳しいと、節約ばかり意識して好きなものも買えず、たいして貯金もできず、将来の不安もあってマイナスなことばかり考えてしまいます。
お金の余裕=心の余裕とはまさにこのことです。
仕事をしていたときの自分と比べるとお金の使い道も制限され、無収入である自分が嫌になってしまったのです。
思うように働けない
求職中の主婦が仕事先と子どもを預ける保育園を同時に探して決めるのは大変なことです。
保育園の空きが少ない地域だったり、頼れる身内が近くにいない場合はなおさらです。
「働きたいのに働けない」ことが自分にとって辛く、日中子どもと公園で遊んでいるときもモヤモヤしている自分がいました。
感謝されない
会社にいれば同僚やお客様から「~してくれてありがとう」「~してくれて助かるよ」という感謝の言葉をよくもらい、誰かの役に立っているんだなと実感できます。
専業主婦だって家事・育児をして感謝されれば、自分が認められているようで嬉しいものです。
ただ、家庭によっては「専業主婦なんだからやって当たり前」なんて思われていることもあるでしょう。
それだと誰のために、何のためにやっているのか分からなくなりやる気がでなくなってしまいます。
他の人と比べてしまう
家や車、ファッションやレジャーなど比べたらキリがないのですが、どうしても経済力の差というのは感じてしまいます。
子どもの友達やママ友の持ち物やファッションには自然と目がいきますし、よく外食や旅行にいくという話を聞いたりすると「ウチは無理だな」と心の中でつぶやいていました。
また、ワーママと会うとオシャレだし、忙しそうだけど生き生きとしていてうらやましいなんて思ったりしていました。
専業主婦はみじめではない
専業主婦は決してみじめだとは思いません。
自分の欲求が満たされず、それに対して自分のことをみじめだと思うのであれば、自分で変えていくしかないのです。
働くことで解決する場合
・生活に余裕がない
・仕事がしたい
・社会の役に立ちたい
と思っているなら、働くことで解決します。
とはいっても、子どもがいれば保育園の問題であったり、小さいうちは家で見て欲しいと夫が望んでいる、など様々な事情ですぐに動けない人もいると思います。
保育園の空きがないなら託児所つきの求人を探す、一時保育を利用して働く、夫の休みに働くなど、やろうと思えばやれないことはありません。
家族が仕事をすることを反対している場合は、よく話し合って決めるしかないですよね。
強引に自分の意見を押そうとすると、家庭内がうまくまわらなくなる可能性があります。
今すぐは無理だとしても、「子どもが△歳になったら仕事をする」と約束して着々と準備をしていくのもいいと思います。
時間を充実させて解決する場合
妻が働かなくても生活に困らない、自分も家族も専業主婦を望んでいるから家にいることを選択している人もいます。
望んで専業主婦をしていても、時には同じような日々に飽きたり、生活が満たされないと感じることもあるでしょう。
そんなときは家事・育児の合間をぬって新しいことを始めるのはどうでしょうか?
例えば、
・習い事をする
・趣味をつくる
・ブログを始める
・ボランティアをする
など、生活に変化がでて自分自身のためにもなり、刺激をうけるようなことをすると充実した生活が送れるはずです。
専業主婦がうらやましい
私の専業主婦時代は、不安や焦りから早く兼業主婦になりたいと思っていましたが、働くようになってからは専業主婦はうらやましいです。
時間に余裕があり、家の中のことがしっかりできて、子どもと一緒にいられる。
時間を自由に使えて、丁寧な生活ができことが魅力に思えるのですよ。
逆に専業主婦がうらやましくないと思っているワーママもいます。
「1日中家にいるのは辛い」「仕事が楽しくやりがいがある」仕事をしているから充実した毎日を送れている人もいます。
ワーママに「なんで働くの?」と聞けば「仕事が好き」「兼業が向いている」といった返事が返ってくることがあるでしょう。
同じように専業主婦に「なんで働かないの?」と聞けば「家が好き」「専業が向いている」といった返事が返ってきても何の違和感もないはずです。
人はないものねだりをしますから、自分に持っていないものを持っている人のことをうらやましく思うものです。
まさに自分がそうなのですが。
専業も兼業もどっちがいいとかわるいとかはなく、決めるのは自分自身と周りの環境です。
だから、自分の価値観を人に押し付けたりせず、いろいろな立場の人がいるんだと広い視野で見るべきですよね。
まとめ
専業主婦はみじめではありません。
ただ、自分が何か後ろめたい気持ちがあり、それを変える努力をしないのならみじめなのかもしれません。
人それぞれ価値観や暮らし方は違いますので、自分の選んだ道に自信をもって楽しく暮らしていきましょう。