北海道別海町では四角い太陽が見ることができます。
しかし、そんな珍しい太陽を見られる確率は低く、気象条件が整わないとめったに見ることはできません。
そこで、四角い太陽が現れる理由や見れる場所・時期についてご紹介します。
四角い太陽はなぜ?
四角い太陽の正体は何なのかというと、蜃気楼の一種です。
蜃気楼は暖かい空気と冷たい空気の境目を光が折れ曲がることにより、遠くのものが空中に浮いたり反転したりして、実際とは違う景色に見える現象です。
冬のよく晴れた翌日に放射冷却によって、上空に暖かい空気があり、水面付近に冷たい空気があると光が反射・屈折して太陽が四角に見えるのです。
寒い時期に見られることが多く、形は四角の他にも楕円やツボ、だるま、かまぼこのように見えたりします。
四角い太陽が見られる場所
四角い太陽は北海道別海町で見ることができます。
鑑賞しやすい場所は、野付半島や尾岱沼(おだいとう)で、人気の鑑賞スポットもあります。
・道の駅おだいとう
・湧別町の竜宮展望台
ここは高台になっているので、よく見えやすい場所となっています。
泊りがけで行くなら「湯元尾岱沼温泉シーサイドホテル」がおすすめです。
野付湾に面した宿なので、部屋から朝日を見ることができ、日の出時間もフロントで教えてくれますよ。
四角い太陽が見られる時期
四角い太陽は厳冬期(2月頃)に見られることが多いようですが、厳冬期以外でも条件がそろうと見ることができます。
気温が急激に下がるが、海水は温度低下が緩やかであるため温度差が大きくなる、10月頃から見られることがあります。
なんと6月に見られた人もいるようですよ。
四角い太陽が見られる条件としては、
・気温が低い
・水平線が厚い雲で覆われていない
・晴れ過ぎていない
このような条件がそろうと見られる可能性があがりますよ。
しかし、四角い太陽の出現率はなんと5%。
わずかな確率ですね。
見れるか見れないかはそのときになってみないと分からず、運に任せるしかありません。
まとめ
四角い太陽は蜃気楼の一種で、気象条件がそろうと現れる、見れたらとてもラッキーな太陽なんですね。
四角だけでなく、さまざまな形に見えることがあるので、とても興味深いです。
北海道に旅行に行く際には、早起きして見に行ってみたいですね。