プールに入ると髪の毛がキシキシしたりゴワゴワしたりしませんか?
また、髪の色もなんだか明るくなってきたような・・
プールに入ると何が原因でこのような髪トラブルがおきてしまうのでしょうか。
それを防ぐための予防方法もあわせてご紹介します。
プールで髪の毛が傷む原因
塩素が原因
プールで髪の毛がギシギシに傷むのは、塩素が原因です。
たくさんの人が利用するプールでは塩素を入れることが義務付けられています。
この3種類の塩素が一定量プールに含まれています。
塩素を適切に入れることで細菌を殺菌し、感染症の予防や水をきれいな状態で維持することができます。
塩素は台所用の漂白剤と同じ成分が含まれているため、髪や肌には刺激が強いのです。
殺菌効果が強い塩素が髪の毛に付着するとタンパク質が破壊されてキューティクルが剥がれます。
その結果髪の毛がゴワゴワしたり、頭皮の乾燥や炎症などのトラブルの原因になってしまうのです。
紫外線が原因
屋外プールの場合は紫外線による髪の毛のダメージも心配です。
頭や髪の毛は体の中で太陽に一番近い場所なので最も紫外線の影響を受けやすいのです。
また、プールの床は紫外線を反射させるため、照り返しによって全身に浴びることになります。
紫外線によって肌が日焼けをするように、髪の毛も紫外線を浴びることでパサパサしたりしてダメージを受けます。
プールで髪の毛の色が落ちる?
プールに入る回数が多いと塩素の漂白作用によって髪が脱色してだんだん明るくなってきます。
ヘアカラーをしている人は特に気をつけた方がいいかもしれません。
塩素が髪のキューティクルを破壊すると髪の毛の中のカラー剤やタンパク質が流出してヘアカラーが色落ちしやすくなります。
また紫外線には髪の色素を分解する力があるので、屋外プールに長時間いるとヘアカラーが色落ちしたり変色したりしてしまいます。
お手入れをがんばったサラサラヘアやお気に入りのヘアカラーをプールで台無しにはしたくないですよね。
では、プールでのダメージを防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
髪の毛を守るためにするべきこと
プールに入る前と入った後に髪の毛を守るための対策をしておけば、何もしないよりはダメージが少なくて済みますよ。
しっかりと髪を濡らす
プールに入る前のシャワーでしっかりと髪の毛を濡らしておきます。
髪がたっぷりと水分を吸っていれば、プールの水を吸収するのを抑えられるので髪の内部に浸透するのを防いでくれます。
髪を濡らさずにプールに入ってしまうと塩素をもろに吸収してしまうのでダメージが大きいです。
スイミングキャップを被る
学校やスポーツクラブではスイミングキャップは必須ですが、レジャーの場合でも髪を守るためには被った方がいいですよ。
特にメッシュキャップではなくシリコンキャップがおすすめです。
シリコンキャップは伸縮性のあるシリコン素材が頭にフィットして水が入りにくくなります。
また、紫外線を防ぐという点でもスイミングキャップを被った方がいいと思います。
髪用の日焼け止めをつける
プールでも使えるウォータープルーフの日焼け止めを髪につけて紫外線から守ることも大切です。
顔にも髪にも使えるスプレータイプなら全身に簡単につけられますよ。
プールによっては日焼け止め禁止のところもありますので、入る前に確認してください。
⇓ 「アネッサ 日やけ止め用スプレー(顔・からだ・髪用)」
プールの後はよくすすぐ
プールから出たらシャワーで髪をしっかりと洗い流します。
軽く流しただけで塩素の成分をちゃんと落とさずに長時間放置していると傷んでしまいます。
シャンプーで洗うことができれば一番いいのですが、シャンプーを使用できない場合には水でしっかりと洗い流します。
家に帰ったらすぐシャンプーする
プール直後にシャンプーができない場合は家に帰ってから早めにシャンプーをしましょう。
シャンプーをしてコンディショナーをつけても髪がきしむようなら、ドライヤーの前に洗い流さないトリートメントをつけるのもおすすめです。
⇓ 「マドンナリリ ヘアオイル」
プール後の髪の毛から臭ってくる塩素臭が嫌いな方には、髪に残った塩素を中和させて臭いが軽減する「塩素除去シャンプー」もあります。
水着の臭いもつけ置きすればとれますよ。
⇓ 「塩素除去シャンプー スイムヴィック」
まとめ
プールに入ると塩素によって髪が傷んでしまうことがありますが、入る前と入った後の対策をしてその日の内にしっかりとケアすれば髪のダメージを防ぐことができます。
そして日々のお手入れを怠らずに健康な髪を保つことが大切だと思いますので、お肌と同じように髪の毛のケアもがんばりましょう。