メルカリに出品すると、商品が気になっている人から値下げ交渉や質問がくることがあります。
何て返信したらいいのか、内容によっては戸惑うこともありますよね。
どんなコメントがくるのか、どう返信したらいいのか、予め知っておけば心配いりません。
この記事では今までに経験した例をあげて説明しますので、参考にしてみて下さい。
値下げ交渉がきたらどうする?
値下げOKの場合
1. 値下げが可能か不可能か聞かれたとき
「この商品は値下げ可能ですか?」と漠然と聞かれることがありますが、これだと相手がどのくらい下げてほしいのかが分かりません。
例①「コメントありがとうございます。お値下げ可能です。」
→可能であることだけを伝えて、相手の返信を待ちましょう。
例②「気持ち程度のお値下げは可能ですが、おいくらをご希望ですか?」
→相手の希望金額を聞いてみましょう。
例③「〇〇円までお値下げできます。ご検討下さい。」
→こちらから値下げできる金額を伝えましょう。
①②は購入したい意思があれば、再度返信がくると思うので相手がいくらを希望しているのか聞いてから、金額を決めた方がいいです。
③は相手が「数十円でも下がれば嬉しい」と思っていたのに対して、「数百円値下げできる」と先に言ってしまうと損してしまいます。
下げ幅が小さい時に使用するのがおすすめです。
値下げ交渉に応じたとしても買ってもらえるかはわかりません。自分の中でまだ値下げしなくてよい商品、値下げしてでも売りたい商品で返答を使い分けるのもいいですね。
2. 許容範囲内の値下げだったとき
「〇〇円にお値下げ可能でしょうか?」と聞かれた場合、その金額に下がれば購入してくれる可能性が高いです。
・「〇〇円にお値下げ可能です。よろしくお願いいたします。」
・「即決いただけるようでしたら、お値下げ可能です。」
このように返信して、相手から購入したい旨のコメントがきたら、金額変更をしましょう。
値下げNGの場合
1. 許容範囲外の値下げ
「2,000円の商品を1,000円に値下げしてほしい」
このような大幅な値下げ交渉をしてくる方もいて、少し非常識だなと思っても丁寧に返信する必要があります。
・「申し訳ございません。今のところ値下げは考えておりません。」
・「1,800円までの値下げは可能ですが、それ以上は難しいです。ご希望に添えず申し訳ございません。」
2. 値下げはしたくない
絶対に値下げをしたくない場合は、プロフィールや出品ページに「値下げはできません」と記載しておきましょう。
まとめて購入するので値下げしてほしい
「A商品1,000円とB商品1,200円を購入したいので、2,000円にお値下げ可能ですか?」
複数同時に購入するので、値下げしてほしいというコメントがあります。
送料と売上金がいくらになるかを考えたうえで返信しましょう。
①値下げしない元々の出品金額でそれぞれ売れた。らくらくメルカリ便ネコポスで発送した場合。
A 1,000円ー100円(手数料)-175円(送料)=725円(売上金)
B 1,200円ー120円(手数料)-175円(送料)=905円(売上金)
AとBの売上金合計は、1,630円です。
②AとBをまとめて2,000円に値下げした。ネコポスで一緒に梱包できた場合
AB 2,000円ー200円(手数料)-175円(送料)=1,625円
③AとBをまとめて2,000円に値下げしたが、ネコポスのサイズに入らなかった。
ゆうゆうメルカリ便のゆうパケットプラスでの梱包になった場合
AB 2,000円ー200円(手数料)-440円(送料)=1,360円
④B商品を200円値下げして、2商品の合計が2,000円になるようにした。それぞれネコポスで発送した場合。
A 1,000円ー100円(手数料)-175円(送料)=725円
B 1,000円ー100円(手数料)-175円(送料)=725円
AとBが別々に売れた場合の売上金合計は、1,450円です。
①と②を比べてみます。
1,630円ー1,625円=5円
5円の差なら値引きして購入してもらって喜んでもらえれば、それでもいいかなと思えますね。
②と③を比べてみます。
1,625円ー1,360円=265円
ゆうパケットプラスになると送料があがりますので、売上金が減ってしまいます。
③と④を比べてみます。
1,450円ー1,360円=90円
ゆうパケットプラスで送るなら、1商品を200円値下げしてネコポスでそれぞれ送った方がいいですね。
どちらも購入者さんは2,000円で購入できるので損はありません。
これは一例ですが、このように送料によって売上金もかわってきますので、梱包サイズと売上金がいくらになるのかを確認してから返信しましょう。
出品者と購入者がお互いにとってメリットになるような取引ができるといいですね。
商品の詳細について知りたい
1. サイズの確認
「スカートの丈はどのくらいですか?」
このようなサイズに関するコメントがきたら、計測して返信しましょう。
質問以外の部分も計測するとより親切です。
・「コメントありがとうございます。丈は70㎝、ウエストは35㎝になります。素人採寸のため、多少の誤差はご了承下さい。」
洋服の場合はサイズが重要ですので、出品する際に商品説明に記載しておくといいですね。
コメントするのがめんどうな方はサイズ詳細がないとすぐにページを離れる可能性があります。
2. 色の確認
「明るいカーキですか?」「落ち着いたグレーですか?」
「明るい」とか「落ち着いた」という基準が人によって様々なので、言葉でどう伝えればいいか悩みます。
「〇〇です。」と断定的な言い方をすると後々トラブルになりかねませんので、なるべく画像で判断してもらうのがいいでしょう。
画像数が少なければ、全体画像やアップ画像を追加します。
・「画像の〇枚目が実物と一番近い色になります。」
このように説明すると分かりやすいでしょう。
家にある似たような色の物を一緒に写し、比較してもらう。
・「比較のために似ている色を一緒に写した画像を追加しました。」
3. 商品の状態の確認
「どの辺に傷がありますか?」「汚れの大きさはどのくらいですか?」
傷や汚れがある商品ではどの程度の状態なのか詳しく知りたいですよね。
汚れのアップ画像をのせていたとしても、どの辺にあるのか、どの程度の大きさなのか商品説明に記載がないと分かりにくいです。
洋服であれば
・「右の袖口に1㎝程度の薄茶色の汚れがあります。」
おもちゃだったら
・「〇〇部分に2㎝程度の目立つ傷があります。その他にも細かい傷は複数あります。」
少しでも気になる傷や汚れがある場合は、中古品であることを商品説明でアピールしておくことが大事です。
・「新品ではありませんので、中古品にご理解頂ける方はご購入下さい。」
・「子どもが使用したものですので、小さな傷や汚れは全体的にあります。その点をご了承頂ける方にお譲りしたいと思います。」
「中古品なんだから新品同様のレベルを求めないで」という、
上から目線の言い方は避けましょう。
まとめ
メルカリで出品するといろいろなコメントがくると思います。
こちらが丁寧に返信しても返事がこなかったり、理不尽な要求がくることもあるかもしれません。
でも、コメントをくれる方は商品が気になってコメントをくれるわけですから、相手の立場になって返信することが大切です。
コメントは誰でもみれるので、そのやりとりで信頼できる人なのかが分かります。
言葉ひとつで印象がかわりますので、誠実に対応し、売上につながるようがんばっていきましょう。